嫁VS舅姑問題、実は息子1人の問題だった!
- 2017/09/18
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増えている同居をきっかけとした離婚
夫の両親との同居が原因で離婚に発展する夫婦もいます。このような結果に至った、多くの夫は同居ごときで離婚しようとする妻の気持ちが分からないとか、妻が我儘すぎると感じていたようですが、果たしてそうでしょうか。夫であるのにパートナーである妻を理解しようとしないことが離婚の原因ではないのでしょうか。
嫁姑問題だけではない嫁舅問題
嫁舅問題では、次のような実例があります。毎日のようにスナックに通っていた夫の父親が妻をまるでスナックの店員かのように扱い、身体に触れたり、卑猥な言葉を発したりしていました。それに対して夫は「父親は女好きだから仕方ない」と妻をなだめたり、父親に身体を触れさせている妻に対してキレたりしたのです。女性の立場で言えば、夫が父親に対してそのような行為を止めるように言えばいいものを、妻に容認させたりキレたりしたあげく、それを離婚理由とした妻の気持ちが分からないなどというのは、むしろ理解不能です。
また、今の時代にそぐわない、舅中心の家族観に対して、ついていけない妻もいます。夫婦に関するモノであったも契約ごとはすべて舅を通さなくてはいけないとか、子供の名前や進路は舅が決めるとか、家計はすべて舅が握っているというような場合も、妻の離婚理由となっています。
定番ではあるが深刻な嫁姑問題
嫁姑問題はいつの時代もありますが、離婚そのものが少なかった時代には、嫁が我慢することでなんとか離婚は回避されてきました。しかしながら、その結果として嫁が姑の立場となったときに、嫁に対して辛く当たるようなこともあり、負のループともなっていました。ただ、今の時代は異なります。離婚へのハードルがほぼなくなったからです。
例え同居をしていても妻はあっさりと家を出ていくことでしょう。ただ、そのときには既に妻の心身は蝕まれていて、同居生活が限界であったと考えてください。突然涙がこぼれるようになった(うつ病)とか、乳児がいるのに母乳が出なくなった、食事が喉を通らなくなった、もしくは過食となりどんどん太っていった(摂食障害)など、サインがあったのに夫が気が付かないフリをしたり、妻の不摂生を罵ったりした結果なのです。
また、離婚を回避するために当面の間は実家に戻って休めばいいと、都合の良いことをいう夫もいますが、妻からすればいずれ元の生活に戻ることを期待されているようなものなので、了承できるわけがありません。
生活における価値観の差
嫁・舅・姑の間で直接的な対立がなくても、生活上の不自由さが離婚の原因になることがあります。例えば、妻にとって姑が作った食事が合わない、さらに作った食事を残される(手を付けてもらえない)、というような食事の味付けに関する問題のほか、家の中を家族が下着姿で歩いている、家の中が汚い、害虫が出るのに対処しない、などといったものがあります。このようなものは積み重なることで、妻が許容できる限度を超えてしまうので注意しましょう。
妻の立場では、舅や姑に対して言いだしにくいことや相談しにくいことは山ほどあるので、それを夫がうまく調整しなければ、離婚は回避できません。