災害から家族を守る為に備えておきたい4つのこと
- 2017/04/27
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軽視できない「被災のリスク」
地震大国と呼ばれる日本で生活する以上、「被災のリスク」は避けて通れません。そして今後、「30年以内に起こる可能性が高い巨大地震」として警戒されているのが「南海トラフ巨大地震」です。南海トラフ地震の被害予想は最低30万人以上とも言われており、この数字は、記憶に新しい2011年に起きた東日本大震災の約20倍で、もし発生し場合、私たちは未だかつて体験したことのない危機に直面することは間違いありません。発生直後の危機から生き延びることができたとしても、その次は「避難生活」が待っています。ここでは、こうした災害から家族を守るためにも備えておきたい5つのポイントを紹介します。
1.家具の転倒防止
意外と見落とされがちなのが、家具の転倒による怪我です。成人した男性ほど家具の転倒による怪我を軽視しがちですが、小さな子供がいる家庭などで、就寝中にタンスが転倒して下敷きになった例は珍しくありません。背の高い家具はストッパーなどで天井に固定するなどして、転倒対策をしておきましょう。
2.家族の避難場所を確認しておく
災害発生時の避難場所や避難経路をあらかじめ話し合っておくことも大切です。避難場所は、多くの場合、子供が通う学校や近くの公園です。自治体が配布するハザードマップを目に付くところに置いておきましょう。また、置いておくだけではなく、定期的に「もし地震が起きて非難することになったらここに集合」といった取り決めをしておくことが大切です。
3.水と食料のストック
災害発生直後を無事に生き延びることができたら、次は救助隊や支援物資が到着するまでの間、どう過ごすかが重要になってきます。電気や水道、ガスなどのインフラがストップした状態で、人間が生きる上で最も欠かせないのが水です。1週間分の水と食料が必要になりますが、水に関しては一人当たり1日2リットルの飲料水を備蓄しておくことです。2リットルのペットボトル水は一本100以下で購入できるため、購入してストックしておきましょう。食料については、乾パンやインスタントラーメン、チョコレートなどの長期保存が可能な食品は欠かせません。また、避難生活中は入浴が出来ないため、飲料水だけではなく、身体を拭く濡れタオルのために、生活用水として風呂おけに水を張っておくなどの対策も有効です。
4.定期的に家族でキャンプをしてみる
災害発生時は、建物の倒壊や津波から生き延びる事が最重要であることは間違いありませんが、その後の避難生活に備えておくことも大切です。自宅からの避難を余儀なくされた場合、学校の体育館や広い運動場などで避難所生活を送ることになりますが、その際に役立つのが、キャンプの経験です。インフラが止まった状態での生活は、キャンプと共通する部分が多くありますが、テントやランタン、寝袋や応急処グッズなど、キャンプ用品は避難生活に役立つアイテムばかりです。実際に、熊本の震災ではアウトドア用のテントが大活躍した事例もあり、訓練を兼ねた家族キャンプは非常に有意義なものとなるはずです。