子供が欲しい人のための養子のお話
- 2017/05/03
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養子に興味があるか
自分も年を取れば同じ年だけ奥さんも年を取ります。
自分ではまだまだとは思いつつも精力は次第に衰え、奥さんもまた子供が出来にくくなります。
それでも子供は欲しいと治療にいそしんでも願いも叶わずどうしたものかと思っている人に養子縁組があります。
養子縁組とは血縁関係の無い子供を子供にする事で、これにより出来た子供が養子と呼ばれてます。
これが女子の場合は特に養女とも呼ばれてます。
もしも養子でも子供が欲しいと思ったら、養子についての法律的な知識なども知らないと思わぬトラブルにもなりかねません。
ここでもう少し詳しく知っておきましょう。
養子縁組には2種類ある
養子縁組は1898年から制度としてある普通養子縁組とは別に現在では1988年に施行された特別養子縁組とがある。
従来の養子縁組が家の存続のためであってが、特別養子縁組は子供の福祉を目的として新たに制定された。
実親に養育されるには著しく不利益が大きい場合を想定したものである。
このため以下のような違いがある。
・普通養子縁組
戸籍には親が実親と養親の二人記載される。子供は養子縁組による養子と記載される。
養親には成年となっている単身者か未成年でも婚姻していればなれる。
養子に年齢制限は無い。
・特別養子縁組
戸籍には養親だけが記載される。子供は長男などのように実子と同様の記載がされ養子縁組の記載も無い。
養親には婚姻している成年となっている夫婦のみで一方が25歳以上の場合になれる。
養子にできるのは家庭裁判所に申し出た時の年齢が原則、6歳未満の場合のみである。
注目されているのが特別養子縁組
・特別養子縁組の現状
特別養子縁組で養子となる子供は恵まれない環境にさらされている場合が大半です。
パートナーが逃げたり仕事が出来なくなったなどの経済的事情で実親が育てられないとか避妊の失敗による出産などが挙げられます。
そのような場合には児童虐待も発生しやすくなります。
現在の日本ではこのような場合にその約8割以上が施設に預けられています。
対して特別養子縁組によって一般家庭に引き取られる子供はほんの1%に過ぎず、先進国の中では大変遅れています。
施設では共同生活を強いられますので親の愛情などとは疎遠になりがちでそこでいじめや暴力などにも巻き込まれやすくなります。
施設の職員は愛情を傾けようとはしても、その環境の酷な面は避けられないのです。
・特別養子縁組を特別なものと捉えない
特別養子縁組による養子の子供と言うと、それだけで気の毒に思われるかもしれません。
でも子供にとっては施設に預けられたり貧困にあえいで暮らすよりも遥かに幸せな生活が待っています。
子供の目線に立っていられる親になろうとするのであれば、特別養子縁組によって子供を授かるのはおすすめなのです。
そこには性別の希望や健康に問題はないかなど気になる点をクリアしたいところでもあるでしょう。
ですがこれも子供は授かりものとして受け入れる気持ちが無いといずれ養親として愛情も注げなくなってしまいます。