人間関係を考えるならお年玉の相場観が大事?
- 2016/12/26
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今どきのお年玉事情はどうなっているか
オヤジともなると、自分の子供はともかくとして、甥っ子や姪っ子、その他の親戚の子供たちだけでなく、親しい間柄の友人知人の子供、さらにはご近所の子供にまでお年玉を渡さなければならないこともあります。
昔は、お年玉をたくさんもらっても、そもそも買うものがなかったという時代背景もありました。親が貯金に回すという家庭も多くありました。そのため、それほど高額でなくてもすんだものです。しかし、いまの時代は子共たちが買いたい物はあふれており、しかも結構な値段となっています。結果的に、少々の額では気に入られないのではないかとの不安がよぎります。誰だって、子供に「あのオヤジ、しけてやがるな」なんて言われたくありませんよね?自分の子供ならぶっ飛ばすでしょうけど。
そこで、気になるのが今どきのお年玉事情です。すでに気付いているかも知れませんが、最近の子供たちに1000円札一枚を渡しても劇的に喜ばれるということはあまり期待できません。もちろん、金額の大小ではなく、お年玉をもらえることに感謝してくれる子供はたくさんいます。親の躾もあるでしょう。しかし、相場観としては、1000円はいかにも少ないようです。
幼稚園児や小学校低学年であれば、1000円は大金というより、使い方がわからないレベルのお金でしょう。しかし、高学年にもなれば立派に経済活動を行います。3000円や5000円のお年玉をもらっている子供も多く、1万円クラスも珍しくないようです。
何歳までお年玉をあげるか
子供一人に5000円も渡していたのでは、オヤジの財布はパンクしてしまいます。しかし、年齢が上がればこんなものではすみません。高校生や大学生にもなれば、普段から使用しているお小遣いの額も結構なものです。自分でアルバイトをして稼いでいる場合もありますし、価値観が違ってきます。普段買えないものが買えるのがお年玉の威力と考えれば、半端な金額では役目を果たせない可能性が高くなります。
では、高校生や大学生に数万円もの大金を渡すのかといえば、それもどうかという話です。もちろん、世間一般とは異なる経済環境で生きている大金持ちのことは知りません。しかし、そうでなければ、何も相手の金銭感覚に合わせる必要もないでしょう。1万円以上は出さないという方針を作るなど、自分の形を決めればよいのです。
もらう側は、たとえ大した足しにならない額であっても、お金はお金としてありがたく受け取るべきものです。
にもかかわらず、あげる方も貰う方も不満が残るのであれば、いっそのこと「お年玉はあげない」という選択肢があってもよいのです。事実、お年玉制度を採用していない人も少なくありません。
結局は、お年玉の相場観を気にし過ぎるのではなく、自分が出せる、出したい金額を出す。そして、ありがたみが薄れてくる大学生くらいになれば終了というのが無難というものでしょう。さらに、関係性の薄い子供にまでお年玉を配るのは考えものです。オヤジの財布のことを考えれば…ですね。