自分の性格を直したい!今からでも可能なのか?
- 2019/06/01
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性格は直らない、その理由とは?
理屈っぽい!この手の指摘を後輩からよく受ける、私、アントニオ犬助です。職場の年長者に対して批判がましいことは、普通いいにくいもの。にも関わらず、面と向かっていってくるのですから、余程のことだと思います。ですから、指摘された直後には「こんな性格は直さないと!」と反省したりもするのです。しかし、気が付くとまた理屈っぽくなっていますから、自分が嫌になるのです。……というのはウソです。理屈っぽいのは嫌われると思いつつ、全く反省などしていません。なぜなら理屈で物事を考えなくてはと、常に思っているから。直感で動くことなど言語道断とすら思っているからです。そんな調子ですから理屈っぽい性格を直すつもりは、さらさらありません。
だから、性格を直すことなど不可能です。もっというなら、他人の性格を直そうなどと思っているならば、さらに不可能。このことは、実の子にすら当てはまります。なぜなら性格の持ち主が、直そうとは思っていないから。その性格=悪であるという自覚が全くないからです。
性格を直したいなら、切実に感じること
ですから、性格を今さら直そうと思っても無理な話です。犬助の理屈っぽい性格が直らない原因は、そもそも直そうと思っていないところにあります。しかし、切実に直したいと思っているならば、決して遅くはないはず。
物事をマイナスにとらえがちという性格の持ち主がいたとしましょう。そのために日常生活に困難を生じるほどならば、切実に直そうと感じますから、本を読むなり、カウンセリングを受けるなり、宗教に走るなりするでしょう。それでも性格が直らない、というならば、恐らくマイナス思考という性格を決して悪いものとは考えていないはず。つまり、直そうとは考えてはいないはずなのです。
だから、切実に性格を直そうと考えているならば、決して遅いということはないのです。どんな手段をとってでも直せばいいですし、きっと直ることでしょう。
直すつもりがないならば、他人にも寛容たれ
加えて、犬助の理屈っぽいという性格は年季が入っています。この性分で50年近く生きてきたのです。いまさら、直そうと思っても直せるものではありません。ええ、犬助得意の開き直りなのです。
しかし、そのかわりといっては何ですが、他の人の性格で気になる点についても、目をつむることにしています。なぜなら彼らの性格も、犬助ほどではないものの数10年という長い時間をかけて形作られたもの、直るわけがないのです。気になる点を指摘しあって、お互いにストレスを感じるくらいならば、最初から気にしなければいい。彼はこういう人なのだと、寛容な心で接すれば良いのです。
寛容さこそが、世の中をスムーズにする
以前にも同じようなことを書きましたが……最近「キレる老人」が増えているといいます。コンビニのレジの対応が悪い!といっても相手は年若いバイト君、高いレベルの接客など求めるほうが間違っていますし、それが彼の性格ですから直りようがありません。ならば、寛容さで受け止めれば良いではないですか。それを一々指摘していたら、指摘する方もされる方もストレスを感じる、良いことは一つもないのです。寛容な心を持とうではありませんか。
あいかわらず、ネットでは炎上騒ぎが起こっています。誰彼の発言が気に入らないとか、その度に炎上!って、正直ウンザリしている人も多いことでしょう。思ったことをすぐに発信できてしまう、SNSという手段を誰もが手にしていることに最大の問題があるのですが、その根底にあるのは不寛容さだと思うのです。炎上させたとしても、相手の性格は変えようがありません。ちょっと溜飲を下げるためにエネルギーを費やすより、寛容な心でもってスルーすれば良いではないかと思うのです。
だって、自身の性格を直すことができない以上に、人の性格は直せないのです。ならば、寛容な心を持とうではありませんか!