「温泉」と「銭湯」の違いって何?リフレッシュできる理由は?
- 2019/03/09
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混同しがちの「温泉」と「銭湯」
旅行の定番と言えば、温泉旅行ではないでしょうか。各地の温泉を堪能すれば、日頃の疲れも癒されてしまいます。また、「たまには大きいお風呂に入りたい!」と思ったときには、銭湯を利用する方もいるでしょう。広々とした銭湯は気持ち良いものです。
このように、温泉と銭湯はどちらも気分をリフレッシュさせてくれるのですが、意外とどんな違いがあるのかわからない方が多いのではないでしょうか。実は、温泉と銭湯には明確な違いがあったのです。そこで今回は、温泉と銭湯の違いや温泉による効果について紹介していきます。
「温泉」と「銭湯」では定義が違う!
<「温泉」の定義とは?>
実は、日本には温泉法という法律が存在しています。これは、温泉の保護や温泉の採取などによって発生する可燃性天然ガスによる災害の防止、温泉利用の適正化などを目的にした法律です。そして、温泉法によって温泉は定義されているのです。
温泉法の定義では、「地中から湧出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガスのことであり、25℃以上の湯もしくは19の条件に1つでもクリアしていること」となっています。簡単に言ってしまえば、地中から湧き出す湯の温度が25℃なら成分に関係なく温泉です。
また、25℃以下でも19の条件の中から1つクリアすれば温泉と認定されています。この19の条件とは、19の指定された元素のいずれかが規定以上の含有量を満たしていることです。
<「銭湯」の定義とは?>
銭湯は、公衆浴場法によって定められている公衆浴場の一種を指しています。温泉のように、地中から湧き出る湯を利用する必要はありません。そのため、一般的には普通のお水を沸かしていることが多いです。また、公衆浴場法により料金が設定されているため、銭湯は500円以下で入浴できます。
このように、温泉と銭湯ではお湯に違いがあるのです。ちなみに、銭湯の中には天然水を謳っているケースがあります。これは、温泉になる条件をクリアすることができなかったものの、魅力向上のために天然と謳っているのです。
「温泉」が健康に良い理由は様々な効果が理由!
温泉と言えば、健康に良いイメージはありませんか。実は、温泉が健康に良いとされる理由には、様々な要素が組み合わさっています。主な理由には、「薬理効果」「転地効果」「温熱効果」などが挙げられます。
<薬理効果>
薬理効果とは、温泉の成分による効果です。温泉を皮膚から吸収することによって得られる効果のことであり、温泉の泉質によって得られる効能は様々です。そのため、温泉を利用する前には、事前に泉質と効能をチェックしておくのがおすすめとなっています。
<転地効果>
転地効果とは、心理的な効果のことです。非日常的な環境である温泉に行くことにより得られる効果となっています。日常生活を離れることで、五感の刺激を受けて自律神経の中枢にスイッチが入ります。その結果、ストレス解消や神経疲労などに効果を期待することができるのです。
<温熱効果>
温熱効果とは、温かい温泉に浸かることで血行がよくなって得られる効能のことです。血行が促進されることで、新陳代謝が高まります。さらに、体内の不要物の排出を促すことにつながるのです。そのため、疲労回復やリフレッシュ効果などが期待できます。
たまには「温泉」や「銭湯」を楽しもう!
今回は、温泉と銭湯の違いをメインに紹介してきました。どちらにも定義があり、温泉と銭湯は別物なのです。また、温泉が健康に良くてリフレッシュできる理由は、「薬理効果」「転地効果」「温熱効果」などが挙げられます。実は、複合的に様々な要素が混ざり合うことで、温泉の効果は期待することができるのです。ぜひ、ためには温泉や銭湯を利用してみてください。