ロジハラ、エモハラ、あふれる「○○ハラ」の対策とは?
- 2019/02/26
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理詰めの主張=ハラスメントだそうです
最近、私、アントニオ犬助は「ロジハラ」なる言葉を耳にしました。ロジハラとは「ロジカル・ハラスメント」のこと。正論ばかりを主張する人に感じる不快感を表したものです。
たとえば「薄着になる季節も近いし、ダイエットしなきゃ」と、口にした女子がいたとしいましょう。そんな女子に対して、犬助が「摂取するカロリー量を減らすか、消費するカロリー量を増やすかどっちかだよね」といったとします。
これすなわちロジハラらしく……犬助が口にしたことは正論だけに、万年ダイエット志望者の彼女は否定できない、理詰めで主張されると息苦しさを感じる、だからハラスメントということです。
ならば感情的な主張もハラスメントではないか
「それって、ロジハラですよ!」こんな指摘を受けて、ウンザリした人がいたのでしょう。そこで考え出されたのが「エモハラ」という言葉。こちらは「エモーショナル・ハラスメント」のこと。エモーショナルとは、感情的なという意味。感情的な発言をおこなう人に対する不快感を表すものです。
たとえば、犬助が先述の女子に対して「薄着になる春までに、どうやってダイエットするの?」という問いを発したとして「がんばってダイエットします、痩せるといったら痩せるんです!」という返答があったとしましょう。あまりにも理論性に欠けますから、犬助は納得しようがなく不快感を覚える、これすなわちエモハラ。ロジハラの反対語になるのです。
気が付けば世の中はハラスメントだらけ
ロジハラやエモハラだけではありません。
気が付けば世の中は、よくわからない「○○ハラ」だらけ。一説によると、現在確認されている○○ハラは30種類以上。「セクハラ」や「パワハラ」など耳馴染みがあるものや「マタハラ」といった新し目のものはもちろん、先述の「ロジハラ」や「エモハラ」、そして夫婦での家事の分担を強要する「家事ハラ」や、結婚雑誌「ゼクシィ」を片手に相手に結婚をせまる「ゼクハラ」、血液型性格診断をネタに相手を不快にさせる「ブラ(ブラブラッドタイプ)ハラ」など、様々な○○ハラが存在しているというのです。まあ犬助も、血液型についての話題は不快に感じることも多いですから、ブラハラについては大いに同意したくなるのですが。
こんな話を耳にして「これじゃ口を開くことすらできない」と嘆いたり「無理やり○○ハラを作っているだけではないか?」と勘ぐったりするのは簡単でしょう。しかしロジハラにしろエモハラにしろ、何気ない言動に不快さを感じている人がいるのは事実。
○○ハラに当てはまらない言動を心がけるというのが、立派な大人というものではないでしょうか。
言葉を発する前に、もう一度考えるということ
それでは、○○ハラに問われないためにはどうするか?なのですが……
「言葉を発する前に、誰かが不快な思いをしないか一旦考える」という習慣づけをするというのはいかがでしょうか。軽々しく言葉を発しないことにより、思慮深い人というイメージも付きますから、この習慣はマイナスにはならないもの。いちいち○○ハラとあげつらいたいたがる人への対策だけでなく、人間的な深みを増すための訓練になります。
また「○○ハラに当てはまらないぐらい、人間性を磨く」という方法もあります。たとえば「今日もかわいいね♪」と声をかけられた場合、発した人によって受け取り方は様々。不快さを感じたり感じなかったり、これは発した人のキャラクターによる、要は人間性を磨けばよいということ。たとえば往年の笑福亭鶴光師匠クラスまで人格を高めれば、下ネタを発しようともセクハラにはないはず……と、ここまで考えて思ったのですが、これなら黙っていたほうが吉ですね。