2019年大河ドラマ「いだてん」はこんな話です!

  • 2018/12/30
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いよいよ大河もオリンピックモード

いよいよ大河もオリンピックモード
2019年1月から放送開始となるNHKの大河ドラマ「いだてん」ですが、放送開始直前のいまだからこそ、どのような話なのかをチェックしておきたいものです。制作発表などで話題になったときはなんとなくわかったような気になっていても、実際にどういう話か教えてといわれても困ってしまうでしょう。

「いだてん」とは韋駄天であり、2020東京オリンピックをイメージするにはピッタリのネーミングといえます。ただし、この「いだてん」が舞台としているのは平成が終った直後の東京オリンピックではなく、1964年に開催された東京オリンピックを控えた時代です。

登場するキャストが豪華なのは大河ドラマでは当たり前のことですが、さらに豪華なオールスターキャストといえるかもしれません。常に人気上位を誇る女優の綾瀬はるかさんや映像でもおなじみの歌舞伎俳優、中村獅童さんなど安定感抜群の出演陣です。

さて、58作目となる大河ドラマ「いだてん」は、正確には「いだてん~東京オリムピック噺~」というタイトルがつけられています。つまり、当時の情景を再現フィルムのように展開する「噺」という手法がとられた番組です。

前回の東京オリンピック招致が決定したのは1959年で、「いだてん」では遡ること1912年まで。1912年とは、日本がはじめて近代オリンピックとのかかわりを持った年です。

そこから前回の東京オリンピックまで激動の半世紀を過ごした日本と東京。その間の東京を舞台として、時代の変化や人々の生き様にスポットを当てたのが「いだてん~東京オリムピック噺~」なのです。

さて、「いだてん」のストーリーに入る前に、まずはダブル主演のお2人をご紹介しましょう。今回は中村勘九郎さんと阿部サダヲさんが主役を務めます。配役としては、中村勘九郎さんが「金栗四三」さんで、阿部サダヲさんが「田畑政治」さんを演じます。

金栗四三さんといえば、1912年のストックホルム大会で日本選手として初めてオリンピックに登場した人物です。そして、田畑政治さんは東京オリンピックの招致に尽力した人物として知られています。

 

落語調のナレーションで進むストーリー

「東京オリムピック噺」というように、このドラマは落語調の解説、ナレーションに沿って進行します。担当するのはホンモノの落語家である古今亭志ん生師匠。噺のタイトルは「東京オリムピック噺」

マラソンに出場した金栗四三さんの苦労や、そこから冬季オリンピックを経てベルリンオリンピックでの活躍など、近代スポーツに力を入れていた日本と東京の姿を描いています。

さらに、東京オリンピック招致が決まる1959年、本番の1964年へと続く中で、第二次世界大戦、太平洋戦争での敗戦という筆舌に尽くしがたい歴史的事実を経験し、乗り越える姿を、笑いあり涙ありの人情劇として画面に映し出すのが「いだてん」です。

1912年といえば、大正が始まった年。さらに3年遡った1909年は明治時代にストックホルム大会への出場が決まります。そこから昭和中期までを描いたドラマですが、昭和から引き継いだ平成が終ろうというタイミングでのドラマ化は、さまざまな世代にノスタルジーを感じさせるものといえるでしょう。

序盤は金栗四三さんを中心にスポーツ大国への道をヨチヨチ歩きし始めた日本と東京を、中盤では田畑政治さんを中心とした「幻の東京オリンピック」に翻弄された東京と日本を描きます。

そして、ラストは実際に開催された東京オリンピックへと向かう東京の激変する姿を背景に展開するドラマ。

と、ここまでの内容は事前に公表されている情報からまとめたものです。実際に放送が開始されて、どのような展開になっているのかは見てのお楽しみといったところでしょう。

大河ドラマが放送されるのは、地上波では日曜日の20時が本放送です。なかなかのテレビ激戦区となっている時間帯ですが、早くも視聴率が気になる関係者も多いでしょう。公共放送は視聴率関係なし! とはいえない時代となっているようです。

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