自転車の事故で人生ジ・エンドしないために絶対にやっていはいけないNG行動
- 2018/03/26
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女子大生の人生もジ・エンドとなってしまうのか?!
「自転車に乗った女子大生が、77歳の女性と衝突!! 女性が死亡」
こんな事故が起こったのが昨年の12月。
左手にスマホ、右手にはドリンク、片耳にイヤホン……こんなアクロバティックな乗車をしていたということもあり、加害者は重過失致死罪の容疑で書類送検。有罪となってしまうと5年以下の禁固刑、または100万円以下の罰金を科されてしまいます。
で、事件はおしまいか? というと大間違い、これはあくまでも刑事上のこと。
民事の訴訟も起こされるでしょうから、高額の賠償が命じられることは必至。
今回のケースはいくらになるのかは想像もつきませんが、過去には自転車事故で9,000万円を越える高額賠償を命じられたケースもありましたから、まあ想像するだに恐ろしい。
自転車事故を起こしてしまうと、人生ジ・エンドなのです。
自転車保険に未加入!! これは「NG」です
それでは、自転車事故で人生ジ・エンドにしないために、やってはいけないこと。
アクロバティックな乗車はしないとか、交通ルールを守るということは、自転車事故を起こさないために当然のこととして、それ以外のことについて考えてみましょう。
まず第1に「自転車保険に加入」しないで運転はしない、ということ。
「任意保険に加入せずに、自動車を運転するなんて!!」こんなことを言う人ですら自転車に乗るときには、自身が保険に加入しているかどうかについては無頓着なもの。自転車も車の仲間であるという、基本的なことを忘れがち。
今では神戸市など一部の自治体で、自転車保険への加入義務付けの動きもあるほど、自転車保険の重要性は知られるようになりました。
コンビニで加入できるものなど、今では様々な自転車保険が用意されていますから、何か一つに加入しておくことが必要なのですが、オススメは「赤色TSマーク」の保険。
これは自転車安全整備士による点検・整備を受けた自転車が加入できる保険で、料金は整備代金(1,000円程度)以外に必要ありません。それでいて対人補償は1億円が付いているという安心ぶりなのです。
他にも月数100円の保険料でコンビニで加入できるものなど、自転車保険も数多く用意されていますから、加入していない場合には早急な検討が必要となります。
しかし、自動車保険の特約やクレジットカードの特典など、知らない間に加入していたというケースもあります。その場合は二重に加入することになり、ムダになってしまいますからご注意を。
自身が自転車事故の被害者になった場合には?
自転車事故の加害者で人生ジ・エンドにならないための対策は、保険に加入するぐらいなのですが、問題は被害者になった場合。いくら注意していても、突っ込んでくる自転車を防げないケースもありますし、死亡はともかく、重い障害を負ってしまってはどうしようもない。
まさに人生、ジ・エンドとなりかねないのです。
事故を起こされた!!
こんな場合に、やってはいけないことは「その場で、自分でなんとかしようとする」こと。事故が起きたなら、まず警察へ届けるという鉄則は自動車でも自転車でも同じ。そして「交通事故証明書」を発行してもらうこと。
これがなければ、保険金が支払われないというケースもありますので、これをなおざりにすることは絶対にやってはいけません。
軽い事故だと思ったので病院にもいかなかった、相手の身元も確認しなかった。
これらもやってはいけないNG行動。事故の直後はドーパミンが出ていますから、体の異変は感じにくいものですが、後からダメージが出てくるというケースはよくあるものです。
加えて相手の身分証明書を写真に残すとか、名刺をもらうとか、身元を確認できないような状態にしておくというのもNG行動。体に異変がないと思っても、念のために相手の身元はしっかりと確認しておきましょう。
カンタンな口約束は、絶対にしてはいけません
そして、事故を起こされた場合にやってはいけないNG行動といえば事後をカンタンに約束してしまうこと。具体的には「気にしなくていいですよ」とか「治療費などいらないです」といった約束はNGです。
事故を起こした相手の気が動転している様子を見るのは、事故を起こされた側もつらいものなので、相手を気遣って適当な口約束をしてしまいがちですが、これは絶対にNGな行動。
自身の体に異変が発見された後では遅すぎるのです。
ずいぶん暖かくなって、行楽にピッタリの季節となりました。自転車を利用する機会も多いことでしょう。
でも事故を起こす・起こされると、カンタンに大事へと至ってしまうのが自転車の怖いところ。乗車の際には保険の加入、被害者になった場合は事後のこと。
人生ジ・エンドとならないよう、充分に注意してください。