忖度に学ぶ本来の意味が消されがちな言葉を集めてみた

  • 2018/01/16
  • ライフスタイル・娯楽
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言葉は生き物である

言葉は生き物である
2017年の流行語大賞はあまり聞きなれなかった「忖度」と言う言葉になったのはもう遠い昔の話のようでもあります。
これによって総理の座も危うくさせるほどのいけない行為を意味する言葉だとしか思っていなくてもおかしくはありません。
初めて聞いた人は、この言葉の本来の意味とは違う面がクローズアップされていることを知らないままの人もたくさんいるはずです。
実は本来は「相手の立場を推し量って気配りを行き届かせる」と言うようなポジティブに捉えるべき言葉だったのです。
むしろ日本人ならではの気遣いの心を表した美しい言葉だったのです。
日本にはこんな言葉が他にも多数、横行しています。
それと言うのも、言葉は時代と共にその意味を変化させていることによります。
最近、始まったことでもなく日本語が誕生してきた時からこれまでの長い間に大きく変化してきているのです。
「忖度」もこれからはネガティブな言葉としてしか使われなくなるのかもしれません。
しかし一方で、正しい意味を知っている人はそうではない使い方をされる場合もあるでしょう。
安易な思い込みで言葉を捉えてリアクションすると、誤ったリアクションとなってしまうケースもあると言うことです。

 

思い違いされている言葉

思い違いされている言葉
・敷居が高い
高級な店に入りたいけど入りづらい時、綺麗な女性と付き合いたいけど告白出来ない時などに、使われる言葉です。
ですが、元々は対象のレベルが高いのではなく、自分のレベルが低過ぎて手が出せないと感じた時に使う言葉なのです。
自分の不甲斐なさを示したいだけなのかもしれません。

・気がおけない
どこか否定的なイメージがすることから、要注意人物に対する言葉であるかのようにも思われがちです。
正しくは「気を使う必要がない」と言う意味なのです。
ですから、逆に気心の許せる安心出来る人物と言う全く正反対の意味となります。
誤解しているためか、それを表す言葉として「気がおける」と言う言葉も新たに登場しているくらいです。

・潮時
「ここらが潮時だ」とか言われると、そこで万事休す、諦めて止めてしまおうなどと言っているような感じがします。
本来は、ベストタイミングと言う意味なのです。
ですから反対に物事に取り組もうとするイメージを持つべきなのです。

・姑息
「こんな姑息な手段を使うとは」と言うように、卑下するべき卑怯なことを指す時に使いたがります。
正しくは、一時的な対応を意味します。
抜本的な対策を見出せない時に止むを得ず取るべきことですので、全く卑下されるべき言葉ではありません。

・失笑
呆れてしまって笑いにならない表情を見せられたりすると、失笑されたと表現するのが普通でしょう。
正しくは、おかし過ぎて我慢出来ない笑いが飛び出してしまうことですので、むしろ普通の笑いが失笑でもあるのです。

・爆笑
ついでに爆笑と言うのも、大声で笑い転げることかと思いきや、そうではありません。
これは会場などで大勢の人が揃って笑うことなのです。

・なし崩し
「なし崩しになっている」と言われると、課題のクリアを諦めたように思われます。
崩して無しにすることかと勘違いされてきたのではないでしょうか。
そうではなく、コツコツとしっかり前に進んでいることを表していたのです。

 

誤用でのトラブルに注意すべき時代

誤用でのトラブルに注意すべき時代
こうしてみると、まだまだ止め処なく意味を思い込んでいた言葉がありそうです。
時代と共に変遷するのが言葉とは言いながらも、全く正反対になっている言葉だってあるのがわかりました。
その単語だけを捉えてコミュニケーションするのではなく、全体の流れを俯瞰的に把握すれば正しいコミュニケーションにもなろうかと言うものです。
現代のコミュニケーションは、メールやLINEなどで手軽にシンプルなメッセージだけでのやり取りにもなりがちです。
誤用の影響も受けやすい時代とも言えますので、そこはくれぐれも気をつけるようにするしかないのです。

 

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