この接続は大丈夫?WiFiに脆弱性発覚のおさらい

  • 2017/11/01
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ネット使用者には他人事ではないWiFiの問題

2017年10月16日、突如として飛び込んできたニュースに大慌てのオヤジも少なくないようです。そのニュースとは、WiFiに脆弱性が見つかったというもので、しかも複数となっています。WiFiといえば、無線LANでインターネットを活用している人にはお馴染みの言葉です。このWiFiを利用して通信する規格にWPA2と呼ばれるものがあります。

WiFiに脆弱性が見つかった

複数ある通信規格のうち、WPA2はセキュリティに信頼が置けるものとして認知されています。いま、目の前のパソコンのネットワークの状態を見れば、WPA2になっているのではありませんか? もっとも、そうだとして直ちにどうにかできるわけでもありません。また、現状では一番に選択できるものであることも事実です。

さて、問題の脆弱性ですが、KRACKsと呼ばれており、通信内容を傍受されてしまうとか、その内容を改ざんされてしまうとかの危険があるわけです。もちろん、無線LANの話ですので、電波が届かない場所で受信される心配はありません。とはいえ、狭い範囲でもリスクはあります。

無線LANには盗聴のおそれがあるため、有線LANしか使わないというオヤジもいますが、それが正解なのかもしれません。しかし、便利なものを使わない手もないわけです。そこで必要なのが対策です。

無線LANには盗聴のおそれがあるため、有線LANしか使わないというオヤジもいますが、それが正解なのかもしれません

アップデートでの対策は双方で必要

アップデートによって脆弱性を回避できるといわれているものの、なにをどうすればアップデートができるのか?そこが問題です。まず、このアップデートは、無線LANのルータ側と相手方となる端末側(パソコン等)の双方で行う必要があります。もちろん、それ以外でもWPA2を使う機器は対策を要する可能性があります。

早速アップデートしよう!と思ったなら、まずはルータ(アクセスポイント)のメーカーを確認しましょう。必要な情報は、各メーカーから発表されるためです。ちなみに、AtermでおなじみのNECでは、ホームページによりますと、10月18日現在で対象機器と対策の調査中とのことです。他のメーカーも概ね同様のようです。

しかし、それではいま目の前の使用が不安だ!というものもっともなことです。応急措置としては、無線LANを使わないことが確実な対策となります。しかし、LANケーブルを引っ張れない事情もあるでしょう。その場合は、各種パスワードや秘匿したい個人情報をやりとりしないことです。どうしても必要な場合でも、HTTPなら断念し、HTTPSなら送るという割り切りも必要でしょう。また、VPNで接続する手もあります。

パソコン側のOSでWindowsについては、すでに対策プログラム(修正パッチ)がリリースされています

とはいえ、実際には従来どおりの使用が避けられないオヤジのほうが多かったりしそうです。あくまでも推測ですが…。そうなれば、後は運を天に任せるしかなさそうです。それでも、できる限り気を付けることは重要でしょう。早く各メーカーが詳細を発表してくれるのを心待ちにしつつ。

パソコン側のOSでWindowsについては、すでに対策プログラム(修正パッチ)がリリースされていますので、チェックしてみるとよいですね。

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