気象兵器や地震兵器が本当にある!?陰謀論で出てくるHAARPとの関係は?
- 2017/10/01
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気象兵器や地震兵器について
戦争になって怖いのが核兵器やミサイルの存在でしょう。しかし、それらと同等に怖い存在なのが気象兵器や地震兵器です。気象兵器とは人為的に気象を操作することで敵国に損害を与える兵器のことです。地震兵器は気象兵器の一種と言えるでしょう。気象兵器や地震兵器なんて陰謀論だと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、気象兵器や地震兵器について禁止条約があるのです。つまり、気象兵器や地震兵器は机上の空論ではなく、現実的にあり得ると真剣に議論されているのです。
気象兵器についての条約
気象兵器についての条約とは『環境改変技術の軍事的使用その他の敵対的使用の禁止に関する条約』のことです。この条約は1976年12月に国際連合総会決議にて採択されており、1978年10月に発効されています。条約では地震や津波などを人工的に起こしたり、台風・ハリケーンの方向を変えたりするなどの行為を禁止しているのです。ただし、罰則規定がないため有名無実の規則となっているのが現状です。また、日本は1982年に加入しています。このように、気象兵器については国際的に議論がされているレベルなのです。ですから、気象兵器と聞いて荒唐無稽と笑うことはできないのです。
HAARPは気象兵器?
気象兵器の話になると必ず出てくるのがHAARPです。HAARPとは高周波活性オーロラ調査プログラムのことです。このプログラムは米軍やアラスカ大学などの共同研究であり、地球の電離層と地球近傍の宇宙環境で発生する自然現象について研究しています。HAARPの関連施設は2005年頃に完成されたとされています。そして、HAARPの関連施設のために約2億9000万ドルもの投資がされたと言われているのです。そんなHAARPには気象兵器では?との声があります。陰謀論が強く「HAARPは物理化学兵器」「気象現象をコントロールしている」「HAARPは地震兵器」などさまざまな噂があるのです。しかし、HAARPについて情報は少なく、どれほど信憑性があるものなのかわからないレベルとなっています。
東日本大震災も…
HAARPの陰謀論の中には2011年3月11日の東日本大震災も含まれています。東日本大震災も米軍がHAARPを使用したことによって起こされたとの陰謀論があるのです。この陰謀論の引き金となったのは米国ミネソタ州の元知事・ジェシー・ベンチェラ氏の発言です。ベンチェラ氏は日本の地震や津波について「米国の地震兵器HAARPが引き起こしたものだ」と発言しています。この発言を受けて東日本大震災はHAARPによるものだとの陰謀論が広まっていったのです。ちなみに、他にも2004年のスマトラ沖地震や2010年のハイチ地震やなどもHAARPによって引き起こされたものとの説まであります。真相についてはわかりませんが、すべて事実ならHAARPは恐ろしいものです。ちなみに、米軍はHAARPの研究施設を閉鎖することを2014年に発表しています。HAARPについての真実はこのまま世の中から葬り去られるのかもしれません。