ルイ・ヴィトンと矢野顕子さんから学ぶべきこと
- 2017/08/13
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ルイ・ヴィトンの持つ革新性
「Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)」といえば「モノグラム」だったり「ダミエ」だったり、数々の定番の「ライン」が頭に浮かぶものなのです。
そして、作り続けているバッグ類は定番物ばかり……ハンドバッグ「アルマ」、ボストン「キーポル」、ミニボストン「スピーディ」……こいつら、延々半世紀以上も作り続けられているんじゃないの? と思ってしまう程なのです。
しかし、今年の秋冬物では、ストリートブランドの雄「Supreme(シュプリーム)」とコラボして大ヒットを巻き起こしましたし、村上隆氏などアーティストの皆さんとのコラボも盛ん、毎年新しいラインも生み出されています。
ですから、ルイ・ヴィトンのことを知れば知るほど、実は保守性とは間逆のブランドだったのでは? と、気が付くのです。
ヴィトンと矢野顕子さんの共通点
「コラボ」を頻繁におこなう事により、ともすると保守的になりがちなブランドカラーに新しい血を注入し、延命を図る。これって、どこかで見た風景だなと思っていたら、ああ!! まるで、矢野顕子さんみたいじゃないですか?
矢野顕子さん、ファーストアルバム「ジャパニーズガール」がリリースされたのが1976年ですからそのキャリアは実に40年以上!! ご自身も還暦を越えたというのに、生み出す音は常に新鮮で若々しい。
普通、還暦といえばえらそうにふんぞり返るか、もうすっかり世の中から忘れられてしまうような年齢ですよ。にもかかわらず、何とも精力的に活動をこなすのは、このコラボを行っているからに違いないと思うのです。
個性が絡まりあってこそのコラボレーション
宮沢和史、奥田民生、上原ひろみ、そしてレイ・ハラカミ……彼らは共同名義で活動していた人たちなのですが、ことごとく年下。そして、ことごとく強烈な個性を持っている人たち。
にもかかわらず、矢野顕子さんは誰とコラボをしても矢野さん以外の何者でもないですし、だからといって、共同名義で活動してきた人たちの個性をつぶすわけでもない。
そして、矢野さんと「誰か」でないと、成し得ない仕事を積み重ね続けているのですから驚嘆に値すると思うのです。
オヤジも見習ってコラボして見ます?
オヤジともなると、守るものが多くなりすぎるからか……気が付かないうちに保守的になってしまいがちなのです。
そこで、ルイ・ヴィトンや矢野顕子さんに見習って、様々なコラボをおこなわなければならないのかもしれません。
でもねえ、考えてみればそんな数々のコラボが成功するには、自身がヴィトンや矢野さん並の個性を身につけなければいけないということですし、コラボする相手にしても強力な個性なりを持っていなければいけないという……。
まずは、ルイ・ヴィトンを目指しますか
「若いメンバーを話し合いの輪に加えれば、何か斬新な発想が生まれるんじゃないか?」
こんな意見は、こう着状態に陥った会議の場でよく耳にするものです。
しかし、先ほどの例を出すまでもなく、コラボする側もされる側も、それなりのタマでない限り、面白いものが出来上がってくるはずがない。ですから若いメンバーを、ただ輪に加えたぐらいでは何も生まれるはずがないのです。
そんなことを考えている暇があるならば、まずは自身がヴィトンや矢野さんにならなくてはいけないということですね。まあ、無理な話ですけれど。