大人の男なら最低月10冊は普通?効率的な読書の技法
- 2017/05/03
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本を読まない現代日本人
突然ですが、皆さんは普段、本をどれくらいのペースで読んでいるでしょうか。周囲の友人がどれくらいの割合で読書の習慣があるかで、その人の交友関係における知的水準が分かるとも言われています。本を読まない人にとって読書は、「根暗なイメージ」「インテリぶりたいだけ」「頭でっかち」といった偏見や誤解があるようです。教育先進国と呼ばれる日本であっても、読書習慣の普及率という視点で見ると、欧米先進国の平均値よりも圧倒的に低いそうです。
日本人の「読書嫌い」はGHQの戦略?
では、何故日本人は「読書嫌いな国民性」なのでしょうか。その原因の一つとして、驚くことに、戦後GHQが日本を統治するにあたって施行した「3S政策」という政策が背景にあると言われています。3S政策とは、SEX、SPORTS、SCREENの、3つの単語の頭文字を指し、つまり、人間が本能的に求める安易な娯楽(テレビやセックスの特集など)を絶え間なく供給し、日本人を「読書をする習慣」から遠ざけて、冷静な思考力を奪い、愚民化してマインドコントロールしやすくするという戦略がありました。当たり前過ぎて不自然に感じたことがないかもしれませんが、テレビメディアの登場と同時に、日本では不自然なほど、野球をはじとしたスポーツやドラマなどが放映され、今でも多くの国民がテレビに釘付けになっています。その結果かどうかは分かりませんが、実際に多くの日本人が「読書嫌い」であることは確かです。
しかし、読書は「見識の広がり」「語彙力や文章表現の向上」のほか、想像力を養うためにも非常に有効です。ここでは、読書を苦手とする人向けに、効率的な読書の技法を紹介します。
活字への苦手意識を克服する方法
実際、「読みにくい本」は存在します。難解な表現で書かれた文章に辟易とし、読むのを途中でやめてしまうケースは特別珍しいことではありません。活字に対して苦手意識がある人は、まずはランダムに10冊程度の本を買って読むことをお勧めします。ランダムに選ぶ理由は、好みや興味のあるジャンルに偏ってしまうことを防ぐためです。もちろん、特定のジャンルに偏ることは問題ありませんが、「活字慣れ」するためには、「読みやすい本」に出会うことが、活字嫌いを克服する秘訣です。
目的意識と説明書をめくる感覚
そもそも読書は、「読書をする」と構えずに、単なる「情報収集手段の一環」として選択肢に入れる程度の感覚で読めばよいのです。仕事で必要な知識を仕入れるために専門を買って読む人は割と多いはずですが、仕事以外で生まれた「素朴な疑問やテーマ」についても、人に聞いたりネットで検索するという普段の情報収集手段に加えて、気になったことは、アマゾンなどで、その問題についてヒントを得られそうな本を探して注文することもお勧めします。実際に、本を月に10冊~50冊以上読む人は、こうした習慣が定着しているもので、慣れれば、息を吐く様にして本を読む習慣が身につくはずです。