これぞ本物のプログレ!ムーディー・ブルースに酔いしれろ!

  • 2018/08/05
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ロック界最古参の1つ「ムーディー・ブルース」

ロック界最古参の1つ「ムーディー・ブルース」

「ロック界における最古参のバンドは?」と聞かれて「ムーディー・ブルース(The Moody Blues)」と答えるオヤジはなかなかの通でしょう。
HR/HMの神ともいえるジミー・ペイジは「本当にプログレッシブなバンド」として、ムーディー・ブルースとピンク・フロイドをあげています。

とはいえ、ムーディー・ブルースはデビュー当初は、R&B系グループとして人気を獲得しており、メンバーチェンジを経てプログレッシブ・ロックの原点ともいえるスタイルを築きました。

R&B系グループとしての代表曲は、1964年にシングルAメ面として発表した「Go Now(ゴー・ナウ)」でしょう。
全英シングルチャートで1位、ビルボード・ホット・100で10位、カナダで2位、ニュージーランドで10位、オーストリアで12位に輝きました。

ちなみにこの曲、元々はベシー・バンクスというアメリカのソウル歌手の曲です。
ギタリスト兼シンガーであるデニー・レインが同曲のレコードを聴き、シングル曲にすべくメンバーを説得したという逸話も。
1965年にリリースしたムーディー・ブルースのデビューアルバム「The Magnificent Moodies」、2014年にリリースした「he Magnificent Moodies」の50周年デラックスエディション盤にも収録されています。

ところが、ゴー・ナウをゴリ推ししたデニーが1966年に脱退。
その後、デニーは1971年、ザ・ビートルズのメンバーとしても有名なポール・マッカートニー率いる「ウイングス」に加入し、ウイングスが解散する1981年までポールとともにバンドを支えたといわれています。

 

プログレッシブ・ロック期の到来

デニーとクリント・ワーウィックが脱退した後は新メンバーであるジョン・ロッジ
とジャスティン・ヘイワードが加入し、電子楽器を取り入れた前衛的なスタイルへと方向転換を果たします。
1967年にリリースしたセカンドアルバム「Days of Future Passed(デイズ・オブ・フューチャー・パスト)」では、オーケストラとの競演を行って新しいロックの形を示しました。

■Nights In White Satin (Days Of Future Passed Live)

邦題は「サテンの夜」。
同曲は、デイズ・オブ・フューチャー・パストの収録曲と、2つのシングルバーションが存在しています。

その後リリースした「In Search of the Lost Chord(失われたコードを求めて)」「On the Threshold of a Dream(夢幻)」「Every Good Boy Deserves Favour(童夢)」も英米で大ヒットを記録。
1960年代~1970年代におけるプログレッシブ・ロック・ブームの中心に居続けたといっていいでしょう。

 

再始動でトラブル勃発も…

再始動でトラブル勃発も…

1974年、メンバーであるマイク・ピンダーが一度脱退してからというものの、目立った活動がしばらくなくなってしまいます。
そして1977年、過去のライブ音源などを収録した「Caught Live +5」の売上が良かったことを受けて1978年に再始動を果たすも、復帰したマイク・ピンダーがアルバム制作から離脱。
さらには「マイクがいないならプロデュースする意味がない」とプロデューサーも抜けるというピンチに陥ります。

ですが、ここで終わらないのがムーディー・ブルース!
1981年リリースのアルバム「Long Distance Voyager(魂の叫び)」で9年ぶりに全米1位を獲得。
見事に復活を果たしました。
ちなみに、同アルバムのレコーディングでは、マイク・ピンダーが参加の希望をメンバーに伝えたものの、メンバーはそれを認めず、パトリック・モラーツを正式メンバーとして加えています。
マイクは残念だったかもしれませんが、復活までの経緯を考えると致し方ないのかもしれません。

■The Moody Blues – Your Wildest Dreams

1986年にリリースされたシングル曲です。
1980年代になるとプログレッシブ・ロックのブームは鎮火し、大衆音楽へと舵を切るようになりました。

 

現在は?

現在は?

2003年に16枚目のアルバム「December」リリース後、オリジナルメンバーであるジャスティン・ヘイワードは、これが最後のスタジオアルバムであることを示唆。
以後はライブ活動に専念してきましたが…2018年に朗報が舞い込んできました!
2018年、ムーディー・ブルースがついにロックの殿堂入りを果たしたのです。
4月14日の式典では「サテンの夜」など4曲を披露しました。

ムーディー・ブルースはプログレッシブ・ロックもポップも評価が高いので、世代を問わず聴き惚れること間違いなし!
今宵はムーディー・ブルースを流して、ムードに浸ってみませんか?

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