世界に通用する日本のバンドといえば、やっぱりラウドネスだよな?
- 2018/06/05
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知る人ぞ知る、日本を代表するバンド
元LAZY(レイジー)の高崎晃と樋口宗孝が中心となって生まれたヘヴィメタルバンド「LOUDNESS(ラウドネス)」。
1981年のデビュー以降、日本のヘヴィメタル界をけん引し、世界中にもファンが多いことで知られています。
紆余曲折あれど、2018年1月26日にはニューアルバム「RISE TO GLORY」が全世界同時発売。
同アルバムは、国内ではワードレコーズ、海外はディープ・パープルらを擁するearMUSICからリリースされました。
1980年代に華々しい実績を築き上げた彼らですが、今も現役で挑戦し続けるスタンスを崩しません。
そんなアツイ男たちの姿に、感銘を受けたオヤジもいるのではないでしょうか。
デビュー後まもなく世界進出を果たす
ラウドネスは、1981年11月にアルバム「THE BIRTHDAY EVE 〜誕生前夜〜」でデビューを果たしました。
帯のコピーは「悪魔に魂を売った天使(エンジェル)たち!」。
今でこそゾワッする言葉並びですが、これぞ80年代のヘヴィメタルバンド!
耳のとがった胎児が水晶のなかで眠っているというジャケットも印象的です。
同年12月17日に行われたデビューライブでは、3,000万枚近くのチケットが即完売し、「日本のハードロックは売れない」と言われていた業界をアッと驚かせました。
そして、1983年7月には渡米を果たします。
この頃は、現地のラジオ局がラウドネスの「IN THE MIRROR」「SPEED」を流すこともあったのだとか。
メタルマニア御用達のレコードショップではラウドネスのアルバムが取り扱われ、米国では高額な日本盤を購入する人もいたのだそうです。
耳のこえた米国のメタルファンも、ラウドネスに一目置いていたのでしょう。
同年7月26日には全米ツアーを成功に収めた後、8月にはヨーロッパツアーのために渡欧しているというスピード感を見ても、彼らはデビュー直後から世界を視野にいれ、そして成功ともいえる支持を受けていたことがわかります。
1985年1月にリリースされた「THUNDER IN THE EAST」は、日本のオリコンチャートで最高4位を記録し、アメリカのビルボードチャートでは最高74位、24週にわたって200位圏内という偉業を成し遂げました。
モトリー・クルーの前座で全米ツアー、日本人アーティスト発のマディソン・スクエア・ガーデンのステージ、「LIGHTNING STRIKES」がビルボード総合チャート64位、日本での武道館公演…と走り続けた彼らですが、1988年12月にヴォーカルの二井原が脱退。
さらには新たに迎え入れたヴォーカルであるマイク・ヴェゼーラも1991年に脱退、1992年にはベースの山下も脱退し、元XのTAIJIらが加入したこともありましたが、ついにはバンドのリーダーであるドラムの樋口も脱退する事態に陥りました。
近頃の若者なら「え…?脱退しすぎだろぉ…」とドン引きするかもしれませんが、メンバーチェンジを繰り返して人気に影が出る(その逆もしかり)という現象は“ロックバンドあるある”の1つです。
でも、ファンとしては全盛期を築き上げたオリジナルメンバーをもう一度目に焼き付けたいと思いますよね。
ご安心ください。
ラウドネスはもう1つのロックバンドあるある“時を熟してオリジナルメンバーでの再始動”まで叶えてくれました。
2000年、ギターの高崎がオリジナルメンバーでの復活を宣言します。
ドラム、樋口の死去
オリジナルメンバー再集結後、精力的に活動を続けてきた彼らですが、2008年にはドラムの樋口が肝細胞癌治療のため休養、そしてこの世を去るという悲しい出来事が起こりました。
ですが、同年12月に行われたイベントでラウドネスの活動継続を宣言。
2009年2月には樋口追悼ライブが行われています。
メンバーの死を乗り越えて
2017年には「ツアーで訪れた際にアメリカの空港で入国を拒否された」というニュースが国内で話題になりました。
このニュースを受けて「ラウドネスは今も世界に通用するバンド」であることを再認識したオヤジもいるのでは。
そう、ラウドネスは留まることなく新たな音楽を追求し、更なる高みを目指し続けているのです。