好調スズキ車の納品がのびのび?不正発覚も好調の要因とは?
- 2019/01/13
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最近では、大企業はもとより中小企業でもコンプライアンスが重視されています。私の勤めている会社でも何やらよく耳にします。コンプライアンスを簡単に説明すれば、企業の法令遵守。簡単に説明すれば確かに規則で定められているけど本当に守っている人っているの?的なもの。まぁ、建前と本音でしょうか。
2018年に発覚したスズキの不正問題。排ガスや燃費測定データ改ざんが問題となりました。過去には、三菱やフォルクスワーゲンが燃費データ改ざんが発覚して大問題となり販売台数を大幅に減らしたのはほんの数年前のこと。
スズキの不正問題のニュースを聞いたとき三菱やフォルクスワーゲンを思い出し一瞬ひやりとしましたが、スズキの場合はそれほど根深いものでなかったようです。8月にスズキの社長が会見し「極めて重く受けとめている。品質に問題はないが、お客様に不安を与えた。再発防止を徹底する」と発言しコンプライアンスの徹底を明言しました。
スズキは、この事態を重く受け止め2018年新型となったスペーシア・クロスビー・ジムニーをカーオブザイヤーの選考から辞退することに決めたのです。スズキの他にもスバルや日産など完成?検査問題が取りざたされている中でトップが自社の不正を但しコンプライアンスを徹底する発言は、ある種の潔さが感じられます。
ジムニー登場!
スズキの不正問題が発覚した頃、デビューとなったジムニー。実に20年振りのモデルチェンジ。2018年検索ワードの車部門1位になったほどの人気。その人気は凄まじく、ジムニーの新車納品は約1年後だとか。ハスラーが新発売となった時は、約半年待ちなんて言われていましたがジムニーのニューモデルはその倍の1年待ちになったのは実にスゴイですね。さらにジムニーシエラは、もっと長い1年半!
私なんか、気が短いせいか1年も待っていられるのか?気が変わってしまわないかとても不安になってしまいます。しかし、本当に新型ジムニーが欲しい方は1年でも辛抱強く待っていられるのでしょうね。
なぜ?こんな状態になったのか。それは、生産台数の予想をはるかに上回る受注数が殺到してしまったことから起きたのです。ジムニーの生産予定数は、月産12000台のところ予約だけで17000台と大幅に超過しています。ジムニーシエラは、月産1200台のところ3500台とこちらも大量受注でもはや捌き切れる台数ではありません。
生産ラインは、市場マーケットを調査して適正な数値で決められたものです。受注が多かったからと言って簡単に増産できるものではありません。一般的に新車効果と呼ばれるものは3~6か月ほどはどんなモデルでも期待されるものです。しかし、予測をはるかに上まわる販売台数はまさに嬉しい悲鳴が止まらない状態でしょうね。
スズキも、ジムニーの納車が1年待ちになるのは忍びないのか生産ラインを1本から2本に増やし対応することになりました。これで、ジムニーの納車時期も1年から半年に減ったのはジムニーを購入するつもりの人には朗報になったことでしょう。
このようなことは、スズキだけでなくホンダ・フィットHVの1年待ちやトヨタ・86の10ヶ月待ちなど納車時期が長い車は珍しいわけではありません。
スズキは、軽自動車とともにコンパクトカーにもヒット作が目白押しです。ジムニーの他にもハスラー・ワゴンR・スペーシア・クロスビー・スイフトなど人気モデルが勢ぞろいしています。他の国産メーカーに見られないほどスズキのコンパクトカーは充実していますね。
新車の納入時期
新車の納入時期は、通常ならば1ヶ月から2ヶ月。工場取付オプションや特注ボディーカラーなどの場合はさらに長くなって3ヶ月と納期が長くなってきます。これらは標準的なところで受注が多いモデルは納期が長くなるようです。
1年待ちのジムニーですが、グレードやボディーカラーそしてオプションによって納期が微妙に変わります。まぁ、もっとも売れてるグレードと無難なボディーカラーを選ぶだけで少し早く憧れのジムニーが手に入ります。
しかし、せっかく新車購入するのに拘りのボディカラーやオプションを付けたいマニアの方もいるでしょう。じっと我慢で待つか妥協して早く乗りたい車に乗るかはあなた次第です。