自動車の青パトと防犯パトロール自転車の運転者意識は違う?

  • 2018/11/06
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青パトは整備されたボランティア

防犯に対する意識の高まりとともに、各地域で自主防犯組織が立ち上げられ、青パトが走る光景を見る機会も増えています。この青パトですが、誰でも勝手に作れるわけではなく、ちゃんと警察で手続を踏む必要があります。

青パトという呼称は、青色の回転灯を載せていることからきたもので、本体となる車両の車種はさまざまです。赤色回転灯を載せている公共の車両とは異なり、緊急自動車として走ることはできません。

ブルーランプ
しかし、一定の手続を経て許されていることから、青パトの運転者の意識というか、少なくとも青パトを運転している間の意識は高いものと思われます。

そもそも、青パトを運転している人はボランティアが前提であり、社会貢献の意識が高い人といえるでしょう。いろいろな意味で、整備されたボランティアといえるのが青パトです。

これに対し、各地域や学校などが半強制的?にやっている・やらせている取り組みに「防犯パトロール」があります。防犯パトロールには、大きくわけて2種類の活動があります。ひとつは、文字通りのパトロールで、当番制のメンバーによる夜間の巡回などを行います。

もうひとつが、防犯パトロールと記載したシートやステッカーを自転車の前かごなどに装着するものです。

実は、この自転車防犯パトロールの評判が芳しくありません。先日も、歩道を歩いていると、後方から「おい!真ん中を歩くな!」と叫ぶ声が。?と思いつつ、少しよけながら見ると、ガニ股で疾走する自転車が通過しました。その前かごには、防犯パトロールのカバーが。

いや、道路交通法知らんのか?
てか、法律以前の問題やろ!

そもそも、車両である自転車は車道を走行するのが原則であり、歩道を通行できる場合でも、歩行者を追い払うことは違法です。ちなみに、現場は真ん中というほど広い歩道でもなく、仮に広い歩道なら、左右を通れるわけですし。こちらは、常識的な速度で歩いているときでした。

青パトを運転している間の意識は高いもの

 

 

誰でも名乗れる?防犯パトロール自転車

自転車に防犯パトロールと書くことは、誰にでもできます。青パトとは異なり、なんの制限もありません。あのオヤジは、どの組織とも無関係な一人防犯パトロールだったのかもしれません。

それはともかく、防犯パトロール自転車の無法ぶりを指摘する声が上がるたびに、全部がそうじゃない!とか、あの表示が目立つだけで違反者は他にもいっぱいいる!とかの反論があります。

また、あれは嫌々付けさせられているもの!乗っていてもパトロールしているわけではない!という的外れな反論も目立ちます。

問題はそこではないのです。
嫌々だろうが、防犯を名乗る以上は、無法な行為をするな!という当たり前の話であり、防犯パトロールと書いた自転車の運転者が違法行為をしていれば糾弾されるのは当たり前のことです。

なぜなら、「防犯の値打ち」を著しく毀損する行為だからです。嫌々だというなら付けなければよいのです。立場上断れないというなら、パトロール以外の乗車時は外せばよろしい。面倒?それは関係ありません。

また、パトロール時以外にも付けておかなければならないというのであれば、本当に、まじめに運転して欲しいものです。そもそも、防犯パトロール表示があろうがなかろうが、無法運転は駄目です。

誰でも名乗れる?防犯パトロール自転車
ビックリするのは、あれは校区における子どもの安全のためのパトロールという意味であり、大人の自転車の乗り方は関係ないという反論です。いや、違法な乗り方しておいて、子どもの何を守るというのか?

道交法違反は犯罪ですよ。といっておきましょう。

かっこいいオヤジは、防犯パトロール自転車を対象としたパトロールをしなければならなくなりそうです。

それはともかく、自動車の運転は慎重なのに、自転車では無茶をするオヤジもいますが、車両である以上、安全運転に努めましょう。

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