話題のヘッドアップディスプレイって!
- 2018/02/15
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車の運転をするのに欠かせないのがスピードメーターです。運転免許の必要な乗り物(バイクや車)には必ず装備されているのがスピードメーター。道路を運転中は、「常にスピードを確認する必要」があることから、50ccの原付バイクからしっかり装備されています。ちなみに、最高速度を競うF-1のマシンにはエンジン回転数を知らせるタコメーターはあってもスピードメーターはついていません。F-1に必要なのは、何速で何回転なので通常の車にあるスピードメーターは必要ないのです。それに速度制限も有りませんから、スピードメーターの必要性もありません。
車でスピードメーターが付けられている場所は、運転席前が多いのです。しかし、運転中に多く見ている所は、車の真ん中つまりフロントウインドウの中心が多いことからインパネの真ん中にスピードメーターが付いている車も多くあります。
古くは、初代ミニに採用されて最近ではプリウスにも採用されています。これは、路面確認とメーターを確認する目のピントを合わせる時間が短縮することから採用されたのです。しかし、初代ミニのセンターメーター採用時には右ハンドルや左ハンドルの区別なくインパネが使える経済的で合理的なことから採用されました。最近では、カーナビが一般的になったためセンターメーターにするインパネは難しいことに、、、。そこで登場するのが、ヘッドアップディスプレイです。
ヘッドアップディスプレイって?いったい何なのか?
ヘッドアップディスプレイは、軍事用に開発されたものでジェット戦闘機や戦闘ヘリコプターに使われたものが民間用に技術公開されたものです。カーナビのGPSと同じ軍用から民間に公開された技術なのですね。ジェット機やヘリコプターのコクピット内はメーターばかりで素人にはいったい何処を見ればよいのやら、迷うばかりです。飛行するのに常時必要な情報を選び出して、見易い様にフロントウインドウに数値を表示するようにしたのが始まりです。
空を飛ぶ航空機は、飛行している状態を瞬時に知る必要があるからです。飛行速度や高度、上昇角、エンジン回転数等々をメーターいちいちを確認していては、墜落する危険性もあることからいち早く航空機で実用化されたのでしょう。
いったい、なぜヘッドアップディスプレイする必要があるのでしょうか?それは瞬時に運転に必要な数値を視覚で知らせる必要があるからなのです。
救難ヘリコプターなどは、一瞬の判断ミスで墜落する事故が起きかねません。間一髪で墜落の危機から逃れることもあるでしょう。やはり、瞬時に情報を知ることの出来る装置=ヘッドアップディスプレイは大切な情報伝達装置でこれからの乗り物にはなくてはならないものになるでしょう。
車に搭載されるヘッドアップディスプレイ
ヘッドアップディスプレイ登場は、意外に古く日産・シルビア(S13 1988~1993年)でオプション設定されました。シルビアは昭和を代表するデートカ―。GPSを使用するカーナビと同じ頃の登場は実に意外です。「技術の日産」を自負したことから、先進的な技術の4輪操舵の HICAS などとともにオプションに加えたのでしょうね。その後、トヨタ・マジェスタ、マツダ・アテンザ、ホンダ・レジェンドなどオプション設定車は、かなりの勢いで増えてきています。
最近では、2017年にモデルチェンジしたばかりのスズキ・スペーシアに軽自動車としては初めてのオプション設定となりました。ヘッドアップディスプレイの表示方法はフロントガラスか、専用のディスプレイにスピードやエンジン回転数などを映しだします。インパネ内のスピードメーターよりも上にあるため走行中でも視線移動が少なくスピードなどの情報確認がしやすくなっています。
最新のモデルでは、スピードや回転数の他にナビ情報や一時停止や進入禁止などの交通標識なども表示されるようになって来ました。
最近では後付でスマホ対応のヘッドアップディスプレイが登場。通話はもちろんスマホのカーナビアプリが利用できる超便利グッズです。
軽自動車にまで、オプション設定されたヘッドアップディスプレイは、各社が競って装備している先進的安全装置とともに多くの車に搭載され普及してゆくでしょうね。