あの大トヨタも採用した「怪しい」アルミテープ、遂に市販化へ!!
- 2018/02/07
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なぜ、車のグッズには怪しいものが多いのか?!
シガーライターソケットに差し込むだけで燃費が向上するとか、エンジンに磁石を貼り付けるだけでパワーが20%アップするとか、「オカルトかよ!!」と突っ込みたくなる怪しいカーグッズは今もたくさん販売されているもの。
昔なら「ベストカー」などカー雑誌の広告で、今ならWebの怪しいショップで。
そんな怪しいグッズを見ながら、ほくそ笑むことができるようになる。これぞ大人の車好きというもの。かくいう犬助もそんな広告が大好きで、時間があるときなど広告に目を通しつつ、ニヤついたりしているのです。
「ばね下重量の軽量化は、他の部位よりも最大15倍の効果がある!!」
こんなうたい文句にひかれて、アルミ製のナットを付けていたのは今は昔。
「1台の車にナットが16本、1本につき20g軽量化して320g、それの15倍だから5kg弱の軽量化に相当する!!」などと喜んでいたんです。まあ、当時の友人に「それぐらいだったら犬助が痩せればいいじゃん!!」と、突っ込まれて目が覚めたんですけれど。
まあ、ばね下重量の軽量化については、まったく根拠がない話でもなさそうですから「怪しいグッズ」とひとくくりにするのはマズいかもしれませんが。
ボラギノールの次は、何と単なるアルミテープ
さて、そんな怪しいグッズの一つとして以前、トヨタ純正・ボラギノール、もとい「エアロスタビライジングフィン」について取り上げたことがありました。
最近のトヨタ車のテールランプ周辺に取り付けられている、座薬状の数cmの突起。これが生む空気の流れにより、走行中の車体が安定するという……うー怪しい!!
にもかかわらず最近のトヨタ車には、ほとんどエアロスタビライジングフィンが取り付けられていますから、こちらも怪しいグッズ扱いをしたら怒られてしまいそう。まあ、有名自動車評論家の皆さんも声をそろえて「効果絶大!!」とかいっていますから、すばらしいものなのでしょう。
と、思っていたらまたもや大トヨタさんがやってくれました。
今度はトヨタ純正「アルミテープ」、見た目は漢字の「目」を横に引っ張ったような縦5cm、横30cmほどの銀色のテープ。これをボディに貼るだけで、ハンドリングが良くなるなどの効果が体感できるというもの。
……うわぁ、めちゃくちゃ怪しいのです。
車体が帯びる静電気を放出するのだ
しかし、大トヨタさんは大真面目。「86」の後期モデルや、レクサス「RX」にアルミテープを採用しているというのです。
そんなアルミテープがなんと市販化されました。
手がけているのは創業昭和40年という「槌屋ヤック」、ドリンクホルダなどカーグッズ全般を製造する愛知県の老舗。いたずらにラグジュアリーテイストにあふれていたり、車検が通らないようなものを手がけていたり、怪しいグッズを手がけているようなメーカーでは決してないのです。
しかし単なるアルミテープ、いったいどんな原理でハンドリングを向上させたりするのでしょうか? メーカーによると走行中の車体は空気との摩擦により静電気を帯びる。その静電気が車体周りのスムーズな空気の流れを乱し、車体の安定を妨げるというのです。
「そこで、取り出したるは、怪しいアルミテープ!!」これを貼り付けるだけで悪さをする静電気を放つ役割を果たすというのですね。
お値段は、何とも良心的な800円弱!!
槌屋ヤックが用意しているアルミテープは、フロントバンパー下(アンダーガード)用やバンパー横用、サイドミラー用など貼り付ける場所によって数種類。
空気の流れができやすいであろうバンパーなどに貼り付けるのは、まあ理解できるとして……中には、ステアリング下部やバッテリーなどに貼り付けるタイプも用意されていたりして。
車内やボンネット内部にどんな気流や静電気が発生して悪さをするのか? 犬助にはちょっと理解できていません。しかし、かの大トヨタも採用しているぐらいのアルミテープなのですから、恐らく根拠も効果もあるのでしょう。
商品名は、槌屋ヤック「プラスイオン放電アルミシート」、実売価格は800円程度となっていますので、まあ、だまされるのも一興かと。とかいって貼り付けるだけでめっちゃ車が速くなったりして!!