見た目がかっこいい車キャンバストップの安全性ってどうなの?
- 2017/10/23
- ライフスタイル・娯楽
- 1122view
- 自動車
- ドライブ
- 暮らし
- 生活習慣
- 趣味
- 車
見た目に危なそうな感があるキャンバストップだが
キャンバストップの車は、なんといっても開放感が抜群なところが人気です。金属ボディのサンルーフに比べて、ガバッと開閉できる布地の蛇腹が特徴的で、このスタイルが好きだというオヤジの支持も受けています。ちなみに、サンルーフ部分だけではなく、屋根全体が布地になっている車はソフトトップなどと呼びます。
一方では、キャンバストップの開閉部分の材質が強固なものではないだけに、いたずらされたり、破られたりする危険性があります。また、車体としての安全性についても、落下物への対応力やひっくり返った時に乗員に伝わるダメージが大きそうなイメージがあります。
実際のところ、キャンバストップの車の安全性はどうなのでしょうか。その答えは、キャンバストップがどれだけ普及しているかにあります。つまり、ほとんど見かけることがないキャンバストップは、安全性の面で劣ると認識されているといえるでしょう。イメージとしての危険性は、実際の危険性とニアイコールと考えられており、そのために、買う人が少なく、市場へ投入されることも滅多にないと推察できます。加えて、キャンバストップの車が雨漏りしたという報告も不人気の要因として考えられます。
実車の数が少な過ぎるために、実際の事故の事例などを検証することもままなりません。もちろん、事故などはないほうが良いのですが。
キャンバストップの車に乗ることができるのか
2017年10月現在、日本国内の自動車メーカーから国内市場に現行車種として投入されているキャンバストップの車は1車種も存在していません。ダイハツの軽自動車に「ムーヴキャンバス」という名の車がありますが、こちらのキャンバスはcanbusであり、キャンバストップのcanvasとはまったく別物です。
ちなみに、ホンダのS660というオープンスポーツタイプの車がありますが、もしかしたらキャンバストップにできるかもしれないといわれています。S660はオリジナルではソフトトップの仲間です。屋根を外したいときは、ロックを解除してロールトップを巻き取ります。
中古市場には、かつて投入されていたキャンバストップの日本車が残っています。絶対数が少ないせいか、なかなかの価格がついているものが多いようです。新車に乗りたいなら、ルノーのトゥインゴにインテンスキャンバストップというグレードがあります。価格は199万円です。このトゥインゴには「前席頭部保護機能付きサイドエアバッグ」なる安全装備が付いています。前グレードに付いているもので、キャンバストップだけに付いてるわけではないものの、注目できる安全装備です。
いずれにしても、ひっくり返るような横転事故での高い安全性をキャンバストップの車に求めるのは酷というものでしょう。そうならないための各種安全性能を充実させることが求められます。身も蓋もない話になりますが、どうしても安全が気になるオヤジは、残念ですがキャンバストップやオープンカーには乗らないことです。