ドイツ車って金持ちのイメージだけど、一体日本車と何が違うんだ!?
- 2017/09/04
- ライフスタイル・娯楽
- 1616view
- 自動車
- お金
- ブランド
- 海外
- 趣味
- 車
高級車の代名詞・ドイツブランド
オヤジ世代なら、ドイツ車といえば高級車の代名詞として認識していることが多いでしょう。BMWやメルセデスベンツを知らないオヤジはいないでしょうし、社長さんが乗っているベンツを成功の証のように見ていた時代を思い出すかもしれません。
第二次世界大戦後、何かにつけてアメリカナイズされて、アメリカ大好き人間が多くなった日本でありながら、車だけは国産車。そして、外車といえばドイツという状況になったのはなぜでしょうか?
アメリカ車はとにかく「デカい」。広大な国土をガンガン走る上では、大柄で作りも臨機応変?な車が適しているためか、アメ車は日本の狭い国土と混雑する道路事情には適していない事情があったのでしょう。また、繊細な日本人の国民性に合わなかったのかもしれません。
一方、ドイツは昔からアメリカに引けを取らない高度な工業技術を持っており、それが車にも反映されていたようです。その結果、アメリカ車をはじめとする各国製の外車よりも日本人に受け入れられたといえます。
しかし、それだけでは金持ちのイメージにはつながりません。ドイツ車に金持ちのイメージがあるのは、これまた日本人の特性と大いに関係がありそうです。つまり、まずは国産車が第一選択肢になるという風潮です。
一国一城の主になったらベンツに乗る
長い間、多くの日本人にとって自動車というものは実用性を求めるものでした。用途に応じて複数台を持てるわけでもなく、ようやく買える一台ですから万能である必要がありました。そこで、無難に走れる国産の普通車が第一の選択肢となってきます。もちろん、実用的な外車がないわけではありませんが、価格的に折り合いません。
やがて成功者と呼ばれるようになれば、日常使いの車も高級なものを選ぶことになります。それが、ドイツ車だったのです。日本の事情に適した外車で技術的にも価格的にも高級なドイツ車。なかでも、ベンツのネームバリューは今の若い人には想像できないレベルだったかもしれません。
中小企業の社長さんの車を見ると、国産車では日産ローレルやセドリック、トヨタクラウンと並んでメルセデスベンツが目立っていたイメージを持つのがオヤジだと言えば言い過ぎでしょうか。ちなみに、メルセデスベンツに乗るかBMWに乗るかは、その人の好みによるところが大きいでしょう。
このように、日本車との違いは専ら日本人自身の意識づけによるものだと言えます。勿論、外車であるドイツ車には日本車との違いがいくつもあります。しかし、それがイコール金持ちのイメージとつながることにはなりません。
そこには、日本人の心に流れる、一国一城の主になったらベンツに乗るぞ!というような気持ちが作用しています。もし、それが同じドイツ車であっても格安の車種だったとしたらどうでしょうか?金持ちのイメージなど生まれるはずがありません。やはり、ハイテク国家ドイツの車は高級車に限るといったところです。
現在では、あらゆる分野で多様化が進んでおり、車の選択でも幅が広がっています。しかし、ドイツ車から金持ちイメージがなくなるのは、まだ先のことになりそうです。