「疲れ目」を上手に解消する方法
- 2017/03/13
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現代社会は目が疲れやすい
最近の仕事は、必ず何らかの理由でパソコンを操作する機会があります。職種によっては一日中ディスプレイと向き合わなければいけません。プライベートでもスマートフォンに目を通したり、ゲームをしたり、テレビを見たりするなど、目には負担がかかりっぱなしです。
あまりにも目を酷使すると、目の周りの筋肉に疲れが溜まっていきます。眼球を動かすだけでなく、まぶたを動かしたり、ピントを調節したりする時も筋肉を使うからです。本来なら一晩目を休めると回復しますが、それで追いつかないくらい疲れてしまうと「眼精疲労」になって、常に何らかの不具合を抱えてしまいます。目の痛みだけでなく、頭痛や肩こりにもなります。
目の運動とタオル使いで回復
仕事中に目の疲れを感じたら、まぶたや眼球を動かして筋肉をほぐしましょう。例えば、まぶたを固く瞑ったり、逆に強く見開いたりを繰り返したり、眼球を上下左右に動かしたりします。眉間から両目の下まぶたまで分布するツボを押してあげるのも効果的です。近くばかり見ていると、筋肉が緊張しがちなので、遠くを見ると緩められます。
目が充血しているようなら、目を閉じた状態で冷やしたタオルを当てると、炎症を鎮められます。濡らしたタオルを冷蔵庫に入れるだけで簡単に作れます。逆に凝りを感じる時は、温かいタオルを目に当てて、血行を改善してあげましょう。濡らしたタオルを電子レンジで加熱すれば作れますが、同様の効果があるアイマスクも市販されています。
正しく目薬を使えていますか?
目薬も疲れを回復してくれます。一つのメーカーから数十種類の目薬が販売されていますが、一般用の目薬であれば、ほとんどの目の症状に対応しています。重点的に改善したい症状があれば、その効果を強調している目薬を選ぶと良いでしょう。
逆にコンタクトレンズをしている時は、専用の目薬しか使えません。他の目薬ではレンズを傷めたり、保存料など目に良くない成分が長くとどまる恐れがあるからです。同じくドライアイも保存料が目に残りやすいので、一回分ずつ使い切れる目薬が安心です。
目薬の有効成分をしっかり行き渡らせるには、点眼した後で目頭を軽くつまむか、まぶたを閉じます。目頭にある「涙点」から目薬が流れ出るのを防いでくれるのです。目をパチパチさせるのは却って流出を促してしまいます。目に入る目薬の量は限られているので、多く点眼してもあふれるだけです。使用量は守りましょう。
目が疲れない環境と生活
目の負担を軽くするには、適切な照明と正しい姿勢が重要です。電気を消したり、寝っ転がった状態でディスプレイを見るのは最悪です。ディスプレイよりも室内が明るくなるように調節し、照明や外の光が映りこまない場所に配置します。背筋を伸ばした状態で見られる高さにすれば首や肩も楽になります。続けて見るのは長くても45分まで。10分ほど目を休めてから再開します。
普段の生活では、ビタミン類を意識して摂ります。ブルーベリーに含まれるアントシアニンや、魚に多いDHAやEPA、赤い甲殻類のアスタキサンチンも目に役立つ成分です。疲れの回復を促すために、規則正しい生活を送り、十分に睡眠時間を確保しましょう。