一皮むけるために?恐怖遺伝子について知ろう!
- 2016/09/23
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恐怖遺伝子って知ってる?
あなたは「恐怖遺伝子」というものをご存知でしょうか?これはその名の通り、人間がどの程度恐怖を感じるかを決定づける遺伝子のことです。
具体的には恐怖遺伝子を持っている人は脳内のセロトニントランスポーターの量が持っていない人に較べてとても少なくなります。これが恐怖を感じるか感じないかの大きな原因と考えられており、恐怖遺伝子を持っている人は不安感を抱きやすく、積極性に欠ける性格になりやすいとのことです。
ほとんどの日本人が持っている恐怖遺伝子
実はこの恐怖遺伝子は、世界的に見ても日本人が群を抜いて保有者が多く、なんと人口の97%が恐怖遺伝子を持っていると考えられているのです。
逆に例えばアメリカ人(白人)は77%、アメリカ人(黒人)は46%、南アフリカ人に至っては32%しか恐怖遺伝子を持っていません。この恐怖遺伝子の保有率の差が国民性や文化、社会常識の成り立ちに大きな影響を与えているのは間違いないと言えるでしょう。
日本人の国民性として「積極性に乏しく、協調性は高いが自立心に乏しい。」と言われますよね。つまりリスク回避思考が強すぎるため、精神的なストレスを感じやすく自分の個性を抑えこんでいるとも言えるわけです。
理性は本能を越えられるか?
では、結局多くの日本人はこの恐怖遺伝子の呪縛からは逃れられないのでしょうか。引っ込み思案で周りを気にしてばかり。他人からどう思われているかに常に怯えている自分の殻を突き破ることは不可能なのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。確かに恐怖遺伝子の与える影響はこれまで説明してきた通り大きなものです。しかし理性は必ず本能を超えることができるのです。あなたは既に「恐怖遺伝子というものがこの世に存在し、それが自分の人間性の形成に大きな意味を与えている」ということを理解しています。で、あればそれを乗り越えるための準備はもう整っているのです。
あなたがもし、積極性が足りないと自覚しているのであればそれはあなたの人間性に問題があるのではありません。恐怖遺伝子が悪さをしているだけなのです。つまり、感じなくてもよい怖さを、ありもしない恐怖を、遺伝子が脳に勘違いさせているだけなのです。
そうと分かれば一歩を踏み出すだけで世界は一変します。こうイメージしてみてください。あなたの目の前には谷底があります。足を踏み出せば崖から転がり落ちて死あるのみです。しかしよーく目をこらして見てみると、何もないと思っていた崖には透明なガラスで出来た橋が渡してあるのです。ですから、決して落ちはしません。死にもしませんし怪我もしないのです。
人生で勇気が必要な場面というのは往々にしてそのようなものではないでしょうか。感じなくても良い恐怖を遺伝子に勘違いさせられたまんまなんて悔しいじゃありませんか。踏み出しましょう一歩を。今まで通ることのできなかった道を歩むことができるようになるはずです。