スパゲティの粋な食べ方
- 2016/07/16
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すすらない
つい先日、出張先で昼食を食べているとき、筆者はあるレストランのカウンター席で食事をしていたのですが、隣の席から「ずずーっ」と盛大にすする音が聞こえてきました。ちなみに筆者が食事をしていたのは、蕎麦屋でもラーメン屋でもありません。音のほうに顔を向けると、初老の男性がスパゲティをおいしそうに食していらっしゃいました。
もちろん、食事は「おいしく食べるのがいちばんではあるのですが、食事にはそれぞれ相応しい食べ方というものがあるように思います。ラーメン、蕎麦は盛大にすすって食べるものではありますが、パスタはやはり音を立ててすする食べ物ではありません。私たち日本人は麺類を何かとすすってしまいますが、パスタは音を立ててすするのは完全なマナー違反です。
スプーンは使わない
パスタを注文するとナイフとスプーンを出してくれるお店がほとんどですね。皆さんはパスタにスプーンを使っていますか?
スパゲティにスプーンが供されるようになったのは、明らかにアメリカの影響ですね。スパゲティの本場であるイタリアでは、イタリア人は実に見事にフォーク一本でスパゲティを食します。カッコいいオヤジを目指しているこちらの読者の皆さまならば、ここはイタリアオヤジたちのスパゲティの食し方をマスターしようではありませんか。
巻き付けて食べる
いつも処理に困るのが、最後に皿に残った短いパスタです。フォークでもすくえない、かといって手で取るわけにもいきません。皿ごと手に持ってご飯のようにかきこむなんてもってのほかです。この短いパスタは、すする結果生じているものでして、すすっている途中で麺を噛み切ってしまうため、短いパスタが最後に皿に残ってしまうのですね。
イタリア人はちょうどひと口に食べられる程度にパスタをフォークに巻きつけ、すすらずに口の中に入れます。こうすれば途中で噛み切ることもなく、お皿に短いパスタが残ることもなく、大変スマートなスパゲティの食べ方となります。
いかがでしたか。少しでも参考になりましたら、幸いです。