高騰を続けるジャパニーズウイスキーの代替品ならこの2本

  • 2019/04/12
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品薄は悲しい連鎖を引き起こす

品薄は悲しい連鎖を引き起こす
NHKドラマ「マッサン」がヒットしたり、世界的なウイスキーコンテストで優秀な成績を収めたりで、日本のウイスキーがブームとなりしばらくたちました。しかし、各メーカーがいくら増産しようとも、出荷するまでに、数年の熟成期間を置かなくてはならないのがウイスキーですから、品薄なのは相変わらずなのです。サントリー「山崎12年」を飲みたいと思ったならば、メーカー希望小売価格の倍以上のプレミアが付いたボトルを手に入れなければなりません。

こんなジャパニーズウイスキーの現状を見て、苦々しく感じているのは私、アントニオ犬助らウイスキー好きだけではありません。バーのマスターたちはウイスキーで商売しているだけにより深刻。「人気の山崎12年をオーダーしてみよう、高い!コストパフォーマンスが低い!」という悲しい連鎖が発生、ウイスキーファンの芽を摘んでしまう原因になっていると嘆いているのです。

 

山崎の代替を手っ取り早く楽しむには?

ならば、どうするのか?というと、手っ取り早いのはバーのマスターに山崎の代替となる銘柄を教えてもらうことでしょう。確かに、山崎12年は良くできた銘柄だと思います。しかし、それはメーカー小売価格の割りに良くできているという意味で、倍以上の金を支払ってでも飲むべきものか?というと、決してそうではないはず。ならば、もっと手が出やすい価格で楽しめる銘柄を、ウイスキーなど酒のスペシャリストたるバーのマスターは知っているもの。好みを伝えて供されるウイスキーを味わう、これでコストパフォーマンス十分なウイスキーを楽しめることでしょう。

 

量販店で手に入る、手軽な一本

しかし、ここで悩んでしまうのが、ウイスキーにあまり詳しくない人ではないでしょうか?マスターに好みを伝えるまではわかったけれど、その前に自分の好みがわからない。こんな方向けに、犬助がジャパニーズウイスキーの代替になるのではないか、と考える銘柄をご紹介しましょう。

一本目は「グレンフィディック12年」。
こちらは現在、世界で一番売れているシングルモルトウイスキー。特長はスペイサイド産らしく繊細、悪くいえば個性に乏しい感はありますが、それはジャパニーズウイスキー全般にもいえること。量販店なら3,000円程度で手に入ることを考えれば、十分上等の部類に入る銘柄でしょう。これが気に入ったならば、今度はバーで「スペイサイドのシングルモルト」とオーダーして深耕してみるもよし、熟成年数を上げてオーダーして深みとスムーズさを楽しんでみるもよしなのです。

 

あの名門が日本向けに手掛けた一本

二本目は「シーバスリーガル・ミズナラ」。
ブレンデッドウイスキーの名門、シーバスリーガルが日本限定で製造したという銘柄。ジャパニーズウイスキーの特長は、しばしばミズナラ(ジャパニーズオーク)樽で熟成させたフレッシュな味わいといわれています。そこを狙ってシーバスリーガルがリリースしてきただけあって爽快な味わい。犬助はサントリー白州と似ているかも?と感じましたが、いかがでしょうか。

これが気に入ったならば、通常のシーバスリーガル12年と飲み比べてみるとか、キーモルトとしてブレンドの柱となっている、スペイサイド産の「ストラスアイラ」をオーダーしてみるとかで、また違った味わいへと導かれるきっかけになります。まあ、ミズナラ樽の熟成が気に入ってしまったら、結局ジャパニーズウイスキーをオーダーするしかなくなる気もしますが、まあそれはそれ。代替としてシーバスリーガル・ミズナラは、十分に有能だと思うのです。

ということで、今回はジャパニーズウイスキーの代替になり、かつウイスキーの深遠なる世界に導いてくれるきっかけにも最適な2つの銘柄のご紹介でした。

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アントニオ犬助
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みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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