酒と長く付き合うために、まずアルコールを控えよう
- 2019/03/28
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簡単に手に入るドラッグ、アルコール
ピエール瀧容疑者や映画「T2・トレインスポッティング」のセリフを例を出すまでもなく、人間はみんな何かの中毒者であり、何かに依存しながら生きているものです。そして、それだけなら何ら問題はないはずなのです。しかし中毒が、法に反するものだったり、日常生活に支障をきたしたり、家族や周囲の人々の迷惑になってしまうようなら大問題。すぐに使用を控えるべきでしょう。
もちろん、良識ある「YAZIUP!」の読者の方は違法薬物に手を出したりはしないでしょう。しかし、そんな人でも中毒におちいりがちなのがアルコール。晩酌が欠かせないとか、会社の健康診断でγ-GTPの数値が高かったという人は、すでに中毒になっている可能性があります。こんな話を始めると「でも、やめられないんだよね」と、苦笑いをする人も多いのですが、そんな人はアルコールは強烈なドラッグであるという事実を受け止めるべきでしょう。
英国薬物乱用諮問委員会(ACMD)の会長を務めたデビッド・ナット氏の研究によると、アルコールは、数ある薬物の中で「使用者と社会に対して有害な物質」では1位、「依存性の強さ」では2位にランキング。いずれも話題のコカインよりも危険性で上位に位置づけられています。アルコールを知れば知るほど、どこでも販売されていることが疑問に感じられるほど強烈なドラッグなのです。
一日のリミットを定めても、減酒は成功しない
「それでも、やめられないんだよね」そんな場合におすすめしたいのが、まずは量を減らすというやり方。ここで、アルコールの適量は男性で一日20g以下だから、ビールにしてロング缶1本、ウイスキーだとダブルで1杯、などとやっても無意味です。なぜならお酒の席だと、さあこれからという分量、これを守ることは非常に難しいからです。
ならば考え方を「酒を一切口にしない日を作る」ことに切り替えましょう。休肝日なんて言葉もある通り、アルコールを口にしないという日を作ることは、健康に過ごすためにも大切なこと。「一切口にしないで一週間たったら、飲みにいく」こんなことをモチベーションに、飲まない日を積み重ねていくのも良いでしょう。とにかく、酒を口にしない日を作ることが大切です。
アルコール抜きで得られるプラスを楽しむ
酒を口にしない日を数日続けることができたなら、何が原因で酒を飲んでいたか?ということを考えてみましょう。付き合いだとか、ストレスだとか、こんなところが思いつくと思うのですが、突き詰めると原因は「暇」であるとの考えに至るもの。忙しければ、誰かの飲みに付き合う時間もないはずですし、ストレスを感じている時間もないはずです。ならば仕事を増やすとか、趣味に没頭するとか、日常生活から極力暇を排除しましょう。
すると日常に酒が占めていたところに、仕事や趣味など別の何かが当てはまるようになりますから、生活自体が大きく改善されるはず。仕事量を増やしたならば、そのまま収入増につながりますし、趣味に割く時間が増えたならば、大きな充実感が得られます。加えて、今まで酒代に消えていた金が手元に残りますし、二日酔いもなくなり体調もよくなる。アルコールを口にしない日を増やすことで、得られるプラスを楽しみましょう。
要は、日常生活と酒を切り離すのです
それでも酒が恋しくなったならば、今度こそ心ゆくまで飲めばいいのです。
そもそも酒を口にしない日を増やすということは、日常生活から酒を切り離すという行為。日本にはハレの日とケの日が大昔からあり、ハレの日は特別な日として大いに楽しみ、ケの日は大人しく日常を送るというサイクルで過ごしていました。
毎日酒を飲むような行為は、いわば毎日お祭り騒ぎをしているようなもの、良い影響を与えるはずがないのです。ハレの日だからちょっと高い酒を口にする、酒を飲む=特別な行為にしてしまえば良いのです。そして、そんな酒の飲み方こそが大人の男にふさわしいと思いますし、酒と長く付き合うためには必要だと思うのですが、いかがでしょうか?