今さら聞けない「ボジョレーヌーボー」の愉しみ方
- 2016/08/16
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ボジョレーヌーボーって本当に美味しいの?
毎年11月の第3木曜日に解禁される「ボジョレーヌーボー」。早ければ午前0時から販売が始まり、ちょっとしたお祭り状態になります。近年ではスーパーやコンビニでも独自にボジョレーヌーボーを取り扱うようになりました。
けれども実際に飲んでみると物足りなかったり、美味しくなかったり。ワインに飲み慣れているほど、その評価は低いようです。せっかく周りが喜んでいるのに自分だけシラけることが無いように、ボジョレーヌーボーの正しい愉しみ方を覚えましょう。
ボジョレーヌーボーには独自の製法がある
まずボジョレーヌーボーとは、フランスの南東部にあるボジョレー地方で作られるワインの「新酒」を指します。使われるのはガメ種のブドウで、明瞭な赤色と豊かな酸味が特徴です。他にも白ならシャルドネ種が使われます。
元々はワインを買いつける販売業者に、その年のブドウの出来を確認してもらうための「試飲酒」でした。早く飲んでもらうためには、収穫したブドウを短期間でワインにしなければいけないので、通常のワインとは別に作ります。製造方法も違うのです。
通常のワインは、酵母の力でじっくり発酵させた後、樽の中で熟成させます。その期間は数ヶ月から数年に及ぶほどです。けれどもボジョレーヌーボーは、炭酸ガスの力でブドウ自体の発酵を促し、熟成させないで瓶詰めします。早ければ収穫から1ヶ月ほどで出荷できるのです。味もフルーティーで軽い飲み口になります。
ボジョレーヌーボーを美味しく飲むために
ボジョレーヌーボーが美味しくないと感じるのは、まったくの別物なのに通常のワインと同じだと思ってしまうからです。例えば赤ワインは、タンニンの渋さを抑えるために常温で飲みますが、ボジョレーヌーボーはそういった渋みがないので、逆に冷やした方がフレッシュな酸味を愉しめます。
合わせる料理も、赤ワインと言えば力強い味わいに負けない肉料理や、はっきりした味付けのものが主流ですが、ボジョレーヌーボーではこれらの料理を避けます。むしろそれ以外の料理には合わせやすいという万能性があるのです。ボジョレーヌーボーは香りが弱いので、グラスは飲み口が狭い方が向いています。
ワインには、じっくり寝かせた方が美味しくなるイメージがあります。けれどもボジョレーヌーボーは製造直後から劣化が始まるので、開封したら残さないのはもちろん、買い置きしても年内には飲み切ってしまいましょう。
お得に美味しいボジョレーヌーボーを買うには
もう1つボジョレーヌーボーで肩透かしを食らうのは、価格が実際の味と見合わないところです。確かに1,000円台で美味しいワインが買えるのを考えると、ボジョレーヌーボーは1.5~2倍ほど高めです。解禁日に間に合わせるために飛行機で輸入しているので、どうしても割高になるのです。
だからと言って、あまり安いのに手を出してしまうと、質の悪いワインが混ざって不味い思いをする可能性があります。うっかり彼女と飲んだら面目も丸つぶれでしょう。お勧めは2,000~3,000円くらいで、大手の酒造メーカーが販売しているものです。
こういった旬のものは、時期が過ぎると安くなるので、販売直後よりも年末の方がお得に入手できるでしょう。特にクリスマス前が狙い目です。本来は晩秋の風物詩ですが、クリスマスに彼女とボジョレーヌーボーで盛り上がるのも楽しいかもしれません。
参考:
ボージョレ・ヌーボーとは | サッポロのワイン | サッポロビール
ボジョレーワイン – Wikipedia
「美味しくない」は誤解!?プロに聞く、ボジョレー・ヌーヴォーの正しい楽しみ方とは
わいん商アン・ベロ –★ボジョレー・ヌーボーが出来るまで(製造工程)(-ボジョレー・ヌーボー2012-)★–