秋の装いなら1着、ジャケットをオーダーしよう!
- 2019/09/14
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台風の過ぎ去った後、蒸し暑さが真夏を超えるのでは!?という程の暑さでした。残暑というか、夏-2ndというか。
そうは言っても、そもそも7月末頃からのセールを過ぎればファッションは店頭でも秋物が出てきていますし、ファッション情報となればそれよりも前から秋物はあるんです。
先日、秋を感じてみようと手持ちのダブルのジャケットを着てみたんですけど、秋を感じるよりも、自分の身体のサイズが変わっているのを感じてしまいました。
そういえば、鍛えていた。そういえば、胸とか肩周りが大きくなっていた。幸い、お腹周りにそれほど大きな変化は無かったものの、胸周りと肩周りがちょっと、張っている感じが目立つなと。
筋肉だけでなく脂肪も膨らんでいたので、多分この脂肪を減らせば何とかなるのかな?ということで秋のダイエット計画を立てはじめております。
こんな風に(?)いろんな秋の準備があるかと思いますが、ファッションならやはり、秋らしいアウターの準備が必要ですね。秋からの時期に「大人っぽいアウターってなんですか?」と聞かれたら、やはりまずは「テーラードジャケットですね」というお話をします。これ1着持っておけば、かなりいろんなシーンで活躍しますからね。
そして、テーラードジャケットならオーダーをオススメしているのです。ということで、今回は秋のオススメ、オーダージャケットについてです。
なぜオーダージャケットなのか?
スーツとかテーラードジャケットって、着るだけで男前が上がった気になりませんか?それだけでデキる自分になった感じがあります。自己肯定感が上がる感じ、ありませんか?ここにさらに「オーダー」という要素を加えると、より格好良い自分になれちゃう気に、なりませんか?
実際、私はそうなります。これだけファッションにどっぷり浸かっていても、スーツやテーラードジャケットを着ると「今日のオレ、かなりイイんじゃない?!」と感じます。だから胸を張れて、姿勢も良くなり視線も上に向き、自分に自信が持てているのが、見た目にも現れているのが分かります。幸せな気分になれちゃいます。
もちろんこれ、私だけではないですよ。私がファッションをアドバイスさせていただく中でも、オーダースーツやジャケットの場合は、お客様の顔つきの変わり具合が違ってきます。
だからこそ、オーダージャケットなのです。使い勝手としても良いんです。プライベートでも大人っぽさを出しやすい。ビジネス用でも、お洒落感が出ます。
特にスーツやテーラードジャケットといったクラシックな装いは、ここ何年かずっと続くクラシック回帰の大きな流れのメインでもあります。だから周りを見渡せば、大人でなく大学生など若者でもテーラードジャケットくらいは着ていますからね。その中で「流行りの服を着ている」ではなく、大人こその「流行に流されず、自分のスタイルを着ている」という装いをするには、オーダーがうってつけなのです。
オーダーの仕方は?
テーラードジャケットならば、オーダースーツ店で出来ます。ホームページがあるお店なら、ジャケットの価格が「ジャケット:◯◯円〜」の様に書かれている事が多いもの。この「〜」が付いているのは、生地や仕様によって価格が変わるから。つまり、「◯◯円〜」と書かれている時の「◯◯円」は最低価格ということ。この最低価格では、そのお店で良く売れるからとストックしてある生地で、なんのオプションなども付けないときの価格です。お店によって生地やオプションが変わってくるので、最低価格よりも多めの予算を持っておいた方が、選択肢に幅が出ます。最低価格の金額にもよりますが、まずはプラス1〜2万円くらい多めに考えておくと、結構ストレスなく自由に選べると思いますよ。(オーダーの価格については、こちらもご参照ください。→「オーダースーツって高いんでしょ?」はもう古い!)
ジャケットって、ジャケット用の生地が用意されていて、スーツと一味違った生地が選べるんです。生地感も色も柄も、表情豊かでバリエーションが豊富になります。バンチ(生地の見本帳です)を眺めるだけでも楽しくなってきます。
この生地を眺めつつ、ジャケットの形を決めていくのは、スーツとは違った楽しみです。分厚いツイードでさらに、重厚なイメージのダブルブレストにしようか?シングルブレストでシャープなシルエットにしつつ、温もりのあるブラウンの生地にしようか?とか。
スーツだとなかなか使えない、ブラウンや明るいブルー、あとはチェック柄なども、ジャケットなら普通の選択肢に入ってきます。生地としても、ツイードやコーデュロイなどの厚みのある生地が当たり前の様に選べるのも、ジャケットならでは。もうね、どれも魅力的で選びきれない嬉しい悲鳴が出る訳です。
ただ、1着目であれば、あまり派手なものではなくて、シンプルで使い勝手の良い生地を選ぶのが良いでしょう。シングルかダブルかは、生地との相性なんかもあるので、テーラーと相談しながら選ぶと良いと思います。
サイズ感は、テーラーにお任せしましょう。こちらから伝えるとすれば、このジャケットを着る時、ジャケットの下に何を着るか?です。シャツだけなのか?そこにベストも着るのか?厚みのあるニットも着るのか?この下に着るもので、サイズが変わりますから、伝えておくと良いでしょう。その他、ステッチやボタン、ポケット、裏地などの細かい部分を決めていけば、あとは出来上がりを待つだけです。これからの時期はテーラーが忙しくなる時期でもありますから、早めにオーダーしてしまった方が、一般的な納期で手元に届くでしょう。お店にもよりますが、だいたい1ヶ月くらいを目安に、それより短かったり、長かったりします。注文してから着られるまでにそれくらいの時間差がある事を考えても、もういまからオーダーを検討した方が良いという事になります。
着こなしをどうする?
早速手元に来たジャケットは、大事にクローゼットで眠らせてはいけません。ぜひ、着たおして欲しいんです。
そのためには、着こなしが大事ですね。残念ながら、テーラーではスーツの着こなしはそれなりに教えてくれても、ジャケット単品をその他の服と合わせる着こなしの提案は、あまり得意でないところが少なくありません。
逆に毎シーズン流行が変わるファッションを学んできたファッションアドバイザーだと、流行の着こなしは分かっても、流行に流されないスーツの魅力的な着こなしの知識が怪しい。なんて事が良くあります。
流行が目まぐるしく移り変わるファッション、そして1つのスーツという形を極めんとするスーツ業界、実はなかなか相容れない両方で実際に経験を積み、提案出来る私の様な人がもっと増えると良いんですけどね。
とにかく、ジャケット単品で手に入れたら、今度はその他の服との着こなしを考える必要が出てきます。このポイントは「服はどうであれ、スーツの着こなしテクニックを使って装う」という事。こうする事で、スーツが持つ「普遍的な男の格好良さ」を見せる着こなしが出来る様になるのです。
この辺りのスーツの着こなし要素をどれくらい取り入れるか?というのが実際のファッションアドバイスでの醍醐味とも言える部分で、同じお客様でも、そのご要望が違えば着こなしも千差万別なんです。具体例になるほど一般的に言える部分が少なくなるので、どうしても知りたい方はぜひ、個別にご相談いただきたいところではあります。
とりあえず最近の傾向をお伝えすると、大きな流れはクラシック回帰としてのスーツスタイルがあるのですが、その中に「カジュアル化」も混ざってきています。ビジネスの場では、スーツの着用義務がないところが増えていますよね。こういうカジュアル化の流れが、ファッションというよりはフォーマルやビジネスの場からきています。このクラシック回帰とカジュアル化のミックスが、結果的には、現在のリアルな装いの流れとなっています。
セットアップは着てもネクタイはしないとか、スーツスタイルなんだけど、細かくみるとカジュアルウエアを取り入れているとか。
ジャケットを中心にした着こなしを考えれば、革靴はキープしたいところ。ズボンは細めがバランスを取りやすい。ジャケットの下は、シャツ+ベストといったスーツらしいクラシックさよりももう少しリラックス感のある、タートルネックニットや、ニットのインナーなどをさらっと合わせたいところ。ざっと、こんな感じ。
この着こなしによって、さらに「自分らしさ」が際立ってきます。その自分らしさを自信を持って楽しむためにも、ジャケットのオーダーをしてみて欲しいと思います。そこから、新しい自分の魅力が見つかるかもしれません。
そうそう、自分も近いうちにジャケットを1着オーダーしたいんですよ。どんなジャケットにしようかな…
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