なぜ夏にオススメ?大人だからこそ着たいリネンの服
- 2018/07/27
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暑い日はまだ続きます。まだ8月にさえなっていませんからね。そして「ここは日本なのか?」というくらいの暑さが、瞬間的にではなく連日ある、というのは異常なのでしょうね。これでは仕事にも影響が出てきます。屋内での仕事だって、通勤だけでもかなり体力を消耗します。屋外なんてもう、身の危険を感じるレベルですよね。
なんとか無事に今年の夏を乗り切りたいものです。が、せっかくの夏ですから、どうせならもう少し積極的に、今年の夏を「格好良く」楽しみたいものです。そんな夏にするためのポイントとして今回は服の素材に注目して、オススメをしていきますよ。今回はリネンという麻素材です。
使いたいリネンの服
リネンは麻素材の中でも柔らかく、麻素材の中では大人の装いにふさわしい素材です。そして、夏にオススメなのはリネンの持つ「涼しげ」な素材感です。軽く、さらっとして涼感を感じるその素材はまさに、夏にぴったり。さらに、汚れがつきにくく、ついても落ち易いんです。元々は季節問わず使われた素材ですが、いまは夏らしい素材として認識される事が多い。
このリネンを使った服として、まず挙げたいのはシャツ。夏はTシャツを着ることが多いと思いますが、Tシャツだとどうしてもカジュアル感が増してしまって、大人のきちんと感が出にくいもの。大人度を上げるには襟付きのシャツを着た方が良いのですが「暑そう」ですよね。そこで、リネン素材の襟付きシャツが出てくるのです。さらっと羽織るように着られて、比較的涼しさも感じられる素材なのです。
次に挙げるなら、やはりスボンでしょう。汗をかいてペトペトと足にまとわりつくズボンの生地って気持ち悪いですよね。でも麻はシャリ感もあるのでベトつきにくく、気持ち良く着られる素材として有名なのです。
リネンを着るときに気を付けたいこと
と、言いつつリネン素材はちょっと気を付けたい事も。その辺りも忘れずに押さえておきましょう。
まず、リネン素材の特徴として「吸水性に優れている」とあり、ネットで調べてもすぐに出てきます。しかしこれはすぐに実感出来ない事が多いのです。なぜならリネンを生地という商品に仕上げる段階で糊付けをする事が多く、その糊のために吸水性が損なわれるのです。洗っていくうちにその糊は取れていくものの、吸水性を実感出来るまでには時間がかかります。なので新品のリネンシャツほど、汗をかくと肌にペトペトと張り付いて気持ち悪い!なんて事は良くある話。
次に、シワになりやすい。ただ、シワを気にし過ぎなければ問題はありません。もちろん、リネンだろうと他の服同様に、着る前にはアイロンをかけて、一旦シワはクリアにしておく事をオススメしますが、1日着ていく中で出来るシワはむしろ、楽しみましょう。その日1日の夏の思い出が服に刻まれていくのを楽しまないでどうするんだ!という事です。
あと、最初の洗濯でリネンは縮む事があります。素材としては縮み易いので、作り手側が事前に水を通してあらかじめ縮ませている事もあります。しかしこれは作り手によるので、買うときには「洗ったらどれくらい縮むか?」を聞いておく事をオススメします。ちなみに、リネンは乾き易い素材なので、乾燥機は使わない方が良いですね。乾燥機もまた、縮む原因になりますから。
そして、色の問題。リネンは毛羽立つも白っぽく見え易いので、濃い色の生地は、着ていくうちに良く擦れる部分から色が抜けているように見え易いもの、思って下さい。私も濃紺などの濃い色のシャツを持っていますが、脇の部分など、良く擦れる部分から色が薄くなっています。
サイズ感も若干変わります。リネンて、伸びない。だから、身体のサイズぴったりなものを着ると、結構張った感じになります。なので、リネンの服を選ぶときはピタピタサイズを選ぶよりも、ゆとりのあるサイズを選んだ方が、大人らしい選択と言えるでしょう。
リネン素材のバリエーションを楽しもう
結構、気にするところがあると思いますか?そんな事はありませんよ。基本的には買う時と着始めの段階で意識をしておけば良いものがほとんどですから。さて、そんなリネンですが、シャツやズボンを新調するに当たって、お店にはリネン100%じゃない麻の生地もありますから、そのバリエーションも、いくつかご紹介しましょう。
・麻100%という表記
この表記だと、リネンかどうか分かりません。麻には今回紹介しているリネンの他に、ラミーがあります。最近はヘンプなんて麻も服で使われるのを良く見る様になりましたが、これは麻という表記になりません。あと、最近では苧麻(ちょま)と亜麻(あま)なんて表記もされる様になっています。苧麻はラミー、亜麻がリネンの事です。慣れない漢字を出されると分かりにくいですけどね。ラミーはリネンよりも光沢感があり、コシもあります。日本などアジア圏ではラミーの方が昔から親しまれている素材と言われます。
・コットンとの併用
コットンリネンとか綿麻(めんあさ)なんて呼ばれる生地で、コットンとリネンの良いトコ取りをした生地です。比較的シワになりにくく、コットンならではの、発色の良さもあります。肌触りも、馴染みのあるコットン感があるので、着やすいのです。コットンとリネンの割合によっても風合いが異なるので、好みの割合を探すのも楽しいんです。
・その他素材との併用
他にもシルクと合わせたり、そこからさらにコットンを合わせたりなど、素材には色々なバリエーションがあり、風合いも様々です。お店で見つけて「あれ?」と思ったら、お店のスタッフに聞いてみるのも楽しいでしょう。
さて、こんな風に色々と楽しむことができるリネン。ぜひ、まだまだ続く夏の相棒に、1着と言わず何着か揃えてみて欲しいと思います。