イギリスがアジアに軍事拠点を新設!?狙いや日本との関係は?
- 2019/01/20
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イギリスがアジアに軍事拠点?
イギリスと言えば、EU離脱が控えています。それだけに、今後のイギリスの動向については高い注目度を誇っています。そんなイギリスですが、アジアに新しい軍事拠点を新設する意向であることが報じられました。
なぜ、イギリスはアジアに軍事拠点を新設しようとしているのでしょうか。今回は、イギリスがアジアに軍事拠点を持とうとしている狙いや今後日本とはどんな関係になっていくと予測されているのか紹介していきます。
本当に軍事拠点を新設するの?
イギリスがアジアに軍事拠点を新設しようと考えている可能性は高いです。イギリスのギャビン・ウィリアムソン国防相が、インタビューでアジアとカリブ海域に2つの軍事拠点を建設する意向であることを表明しているのです。
すでに、シンガポールもしくはブルネイに新設する意向であることまで表明しています。国防相の発言であることを考えれば、本格的に新設を検討していることがわかります。それだけに、イギリスが本気でアジアに軍事拠点を新設する可能性は高いのです。
狙いはアジア市場!
そこで気になるのが、イギリスがアジアに軍事拠点を新設する狙いです。狙いについては、アジア市場が挙げられます。イギリスはEU離脱となれば、EU圏での貿易で厳しい立場となります。そのままでは、イギリス経済に悪影響です。そこで、アジア市場を狙っているのです。
実際に、ギャビン・ウィリアムソン国防相は「我々にとって経済的な利益のある場所では、現実的プレゼンスが必要だ」と語っています。このことからも、アジア市場を狙うための行動であることがわかるのです。
実はTPPの参加も!
アジア市場を狙っているイギリスですが、実はTPP(環太平洋パートナーシップ)に参加する可能性もあります。イギリスはEU離脱によって、自由貿易市場を失ってしまいます。そこで、TPPに参加することによって、穴埋めしようという考え方があるのです。
実際に、イギリスの国際貿易省は「TPPに参加するオプションを検討している」という声明を発表しており、TPPに参加する可能性があるのです。
TPPと言えば、アジア地域の国々も多く参加しています。さらに、イギリスが軍事拠点を新設しようとしているシンガポール・ブルネイもTPPに参加しているのです。これらを考えると、将来的にイギリスがTPPに参加することは十分あり得るのです。
日本とイギリスの関係はどうなる?
イギリスがアジア市場を狙って軍事拠点を新設し、TPPの参加の可能性もあるわけですが、日本との関係はどうなるのでしょうか。日本としては、イギリスのアジア進出はプラスと考えられています。
イギリスがアジアに軍事拠点を新設することで、軍事的に連携することができます。日・米・英で連携することができれば、アジア地域に牽制することができ、強い抑止力を得られるのです。
また、経済的にもTPPにイギリスが参加することで、自由貿易圏を拡大することができます。これによって、保護貿易に対抗することができます。さらに、ビジネスチャンスも広がることでしょう。そのため、イギリスのアジア進出は日本にとってプラス材料であり、良好な関係を築いていくことが予測できます。
今後のイギリスの動向に注目!
イギリスは、今後アジアに軍事拠点を新設する可能性があります。防衛相がアジアに軍事拠点を新設する意向であることを表明しているだけに、すでに検討されていることがわかります。この狙いはアジア市場であり、イギリス経済のための軍事拠点新設とのことです。
また、イギリスはTPPに参加する可能性もあります。これらの動きは日本にとってもチャンスであり、注目する必要があります。ビジネスチャンスが広がることも考えられるため、今後のイギリスの動向をチェックしておくのがおすすめです。