お隣の島国「台湾」は経済大国、そして芸術大国へと進化中

  • 2018/07/15
  • ビジネス
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台湾を過小評価していないか

台湾を過小評価していないか

世界の経済大国アメリカが脅威に感じている国が中国であるのは、最近の強硬とも思える関税政策にもはっきり表れています。
日本も中国のその経済成長の規模に、もはや太刀打ちできなくなりつつあるのです。
そんな中で同じ中国人の国である台湾も、中国の陰に隠れるかのように経済が成長している国なのです。
最近ではシャープが台湾の「鴻海」に買収され、台湾は最先端の技術とブランドを手に入れたとさえも言われています。
また「ASUS」のノートパソコンも電器店にたくさん並べられるようになりました。
日本では価格の安さばかりがセールスポイントのようではありますが、東南アジア諸国での人気は揺るぎないほどとも言われています。
この約30年で台湾は、経済成長率8%と堅実な伸びを示しています。
その中心的な存在となる電子工業などの輸出の成果として、外貨準備高は世界3位と躍進しています。
1人当たりGDPも世界10位代に達し、今や欧米の先進諸国並みになっているのです。
平均的な国民の裕福度であれば、日本をも凌いでいるのが正しい実態ではないかと見る向きもあります。
そんな台湾経済発展のポイントを押さえながら、その成果を芸術分野にも感じてみましょう。

 

中国、日本、東南アジア諸国との関係を重視してきた

中国、日本、東南アジア諸国との関係を重視してきた

台湾は元々中国でありながら日本には友好的な国です。
二つの大国に挟まれながら、背伸びをせずに自国のできることをしっかりこなしてきているのです。
日本はバブル経済崩壊後にマイナス成長を続けていましたが、台湾はその影響を受けることなく毎年、経済成長を続けていたのです。

・中国からの恩恵
経済成長に欠かせなかったのが対中国との貿易です。
同じ中国語圏内ですので、貿易はもちろん中国への多くの企業進出も容易なものだったのです。
急激な経済成長をしていた中国にとっても大歓迎だったと言えます。

・日本からの恩恵
農業国であった台湾は、日本からは先進技術の支援により電子企業国家の礎を築けました。
親日国であった台湾は、それを吸収するのに長い時間もかからなかったのでしょう。

・東南アジア諸国への投資
バブル経済などの失敗も無く地道に養った経済力は、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシアなどの東南アジア諸国への投資にも回されています。
中国に頼り過ぎとも見られかねない状況を変革し、多角的な投資をすることによりより安定した経済環境を構築しようとしているのです。

 

芸術に取り組むゆとりを見せる台湾

芸術に取り組むゆとりを見せる台湾

日本が経済大国になるにつれ、美術館が各地にオープンしたのと同じような現象が台湾にも見受けられるようにもなりました。
経済にゆとりが出れば、医療、福祉、治安などの政策も立てやすくなりますが、芸術もその一環の中にあることが台湾もわかっているのです。
そして2016年、台湾の芸術国家としての位置づけを高める象徴的なイベントが台北で行われました。
それが「ワールド・デザイン・キャピタル」です。
これは世界のデザイン界が1年間を通じてデザインに関するイベントを開催する大規模なものなのです。
世界で5番目の開催都市に台北が選ばれたのですから、その評価も高いと言えます。
それには国家を挙げて芸術界をリードするべく芸術家の育成に力を注いでいることも反映されています。
ハード的にも芸術鑑賞ができるお洒落なスポットがたくさんあるものです。
その中には、日本統治時代に日本が建設した建造物もあったりします。
また、ライブハウススタイルの空間の中に前衛的な作品が並べられたりしているギャラリーなどもあります。
それはこれまでの台湾のイメージとはかけ離れているかもしれません。
もしも台湾に行く機会があれば、これまでの食文化などを満喫するだけでなく、世界の現代芸術も堪能してみるのもおすすめの旅行になることでしょう。

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