人事部はこんな事を考えている!破天荒だがどんな会社でも通用する中高年人材の選び方
- 2018/06/21
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オヤジの再就職で問題となるのは、前に居た会社の強みを生かせない事だ。
特殊な資格を持っている上、実務経験も豊富で、人脈もあったにも関わらず、再就職先で、凹んだ人は多い。
筆者の知り合いにも、フィットネスのパーソナルトレーナーから、一般企業に転職した人が居るが。
今までの輝かしき実務経験、人脈、スキルを新しい業界に生かせず、50前にして窓際族となっている。
職務経歴書に、過去の輝かしき実績を書けば、再就職対策は万全と思っているオヤジにはキツい一言だが、中高年を採用する会社の人事部というのは、一体どこをみているのか。
小賢しい人や古い常識を振り回す人は嫌われる
会社の人事部が見ているのは、以下の3点だ
1:長年働いていた前の会社、業種の常識を振り回さないか
2:会社や取引先に対する順応性があるか
3:無意識のうちにハラスメントを起こすタイプでないか
どこそこの会社の課長さんを何年やってましたというのは、残念ながら再就職先に何の関係もない。
人事部にとって職務経歴書は『書かれている事が、実際に会社にどれだけ役にたつかどうか』の目安である。
何かにつけてズルをする、スキあらば抜け駆けをして、他人に売り込もうと必死な人は、人事部にとって好ましくない人材だ。
バカ正直な人も困るが、そんな年になってまで、小賢しいまねをしてまで、出世しようと思う出世欲のある人は、採用されない。
コツコツ、淡々と仕事をこなし、なおかつ向上心のある人の方が採用されやすい。
では、人事部が以上の様な点を踏まえた上で、どんな会社にも適応する中高年の人材を選ぶとすれば、どんな入社試験がまっているのだろうか。
意外!面接官はこんな所を見ている!
まず履歴書と職務経歴書だが、会場で書かせる。
オヤジの世代は、PCやスマホで作るのではなく、丁寧な字できちんと書いた最後の世代だ。
これで字がきれいかどうか、ハンコが歪んでないかどうかをチェックする。
ハンコが歪んでいれば、職務経歴書の内容が素晴らしくても不採用だ。
ハンコの歪みは『書類の作成ができません』と言ってる様なものである。
逆に、ハンコがまっすぐに押せていて、字が綺麗であれば、事務のスペシャリストとして採用される可能性もある。
履歴書作成を通過した者は、二次面接を受けてもらうが、内容は食堂で会社が用意した弁当を食べる事だ。
侮るなかれ、これで仕事に対する姿勢や、躾が読み取れる。
ダラダラといつまでも食べていたり、ノマドをしながら、くだらない話をしながら長時間食べているものは不採用だ。
食事を綺麗に残さず、さっさと食べる人は仕事に対する段取りもよい。
だらだら食べている人は、仕事でしくじった時に、上司や同僚に言い訳をするので不採用にする。
食べ物の好き嫌いが激しい、残す量が多い人も不採用だ、仕事のえり好みをする危険性がある。
高血圧だから、糖尿病だから残しましたという人がいれば、前日の夜ご飯を聞けばいい。
トンカツでも食べていようものなら不採用だ、体の自己管理ができない人に再雇用のチャンスはない。
ここまで通過した残りの人間は、団体で地下鉄に乗ってもらう。
ただし、地下鉄には覆面面接官も一緒に乗る。そこでチェックされるのは振る舞いだ。
混雑する電車、すいてる車内で、入社希望者がどんな行動をとるのか、チェックした末で、最終選考に残る人間を通達する。
真っ先に不採用になるのは、異性とあらば声をかける中高年と、社内での様子をSNSに投稿する人だ。
不倫や情報漏洩など、社内で要らぬトラブルを起こすのは目に見えている。
ここまで通過した人間が、ようやく本面接に通り、社長が職務経歴書に目を通す事になる。
入社希望者が100人いたとして、ここまで生き残れるのは何人だろうか。
ノーヒントで挑んだとすれば、せいぜい20人がいい所だろう。
そこから面接で採用されて10人、試用期間を経て、本当に生き残るのはたった5人だ。
人事部は山の様に積まれた、再就職希望者の職務経歴書を見て、毎度毎度考えているはずだ。
この様な形で、まず、どの会社にも通用する人材を振り落とし形式で選び、それから採用試験を行えばどうかと。
では、最後に人事部が再就職希望のオヤジを採用するポイントとは、どういう所なのか。
自分の価値観を押し付けない人を採用する
オヤジで再就職を希望する人が、面接官に転職動機として話すのが、自分の今までの経験を活かしたい、である。
だが、経験を生かすのが、人生観のゴリ押しや武勇伝のお披露目にすり替わっている人が往々にしている。
もしも本当に経験を活かしたいのであれば、まず周囲の意見を聞くことから始める事だ。
オヤジにとってこれ程難しい事はないが、今まで培ってきたノウハウを活かすのであれば、『活用場所』を間違わない為にも、まず他人の話を聞くことである。
それが出来ない人を振り落とすのが、上記の様な破天荒な試験内容なのである。
これらを潜り抜けても、まだ『経験を活かす事は武勇伝を披露する事』とカン違いしているオヤジは往々にしている。
そんな人には、最後に抜き打ちテストを行う。
心底嬉しかった事という題でブログを書いてもらうのだ。
1つでコンパクトに、客観的内容で書いてきた人は合格、3つも4つも支離滅裂な内容で書いてきた人は不合格だ。
これはプレゼンの資料をまとめる能力がない証拠であり、他人に価値観を押し付ける傾向があるからだ。
どんな業種に勤めていても、40~60近くになると再就職を頭に入れて行動しなければいけなくなる。
一例ではあるが以上の点を念頭に置いておくと、再就職もやりやすくなるだろう。