仕事がイヤになった時「辞めるか残るか」を判断するその基準
- 2017/07/04
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基本的に嫌だと思った仕事は辞めるべき
会社で働くサラリーマンであれば誰でも、「こんな仕事、もう辞めたい」と思った経験は、一度や二度ではないはずです。仕事へのやりがいを見つけられずに辞めていく若者や、仕事を苦に自殺してしまう人など、ここ最近、一般的に、仕事というキーワードに対するイメージはあまり良くありません。特に、大手広告代理店「電通」の女性社員が上司からの罵倒と過労を苦に自殺してしまったというセンセーショナルなニュースは記憶に新しいかと思いますが、人は何故、仕事によってそこまで追い詰められてしまうのでしょうか。
基本的に、嫌だと思った仕事は、すぐに辞めるべきです。これを聞いた多くの人は「そうは言っても、現実的に再就職は難しいし、何か特別なスキルがある訳でもないから辞められないよ」と考えるのではないでしょうか。重要なポイントとなるのが、辞めたい仕事を「辞めるべき」か「続けるべきか」の判断基準です。ここでは、その、「辞めるか残るか」を判断するにあたって材料となる、モノサシを紹介していきます。
自分にとってのゴールに達成に必要な要素があるかどうか
結論から述べると、嫌な仕事を辞めるかどうかの判断基準は、「自分にとってのゴール達成に必要かどうか」という点のみです。例えば、「年収2,000万円の生活」「家を建てたい」というゴールがあれば、現在の勤務先が、それを達成するために有効な職場かどうかを判断基準にすれば良いのです。上司のほとんどが「年収2,000万円以上で家を持っている人」であれば、会社に残り、昇進を目指して働けば、自然に達成することが冷静に理解できます。しかし、「家族と接する時間が十分にあることが幸せ」という価値観を持っているのであれば、労働時間が長く休みが取れない仕事に従事していては難しいことも分かります。自分の価値観やゴールと照らし合わせて、現在の仕事がプラスになると思えなければ、周囲からの「勿体ない」「辞めるのは愚か」といった声は無視して辞めるべきでしょう。
うつの症状を自覚したならスグにでも辞めるべき
また、それ以前に、「死にたい」と思ったり「眠れない」といった症状が続くようであれば、それは危険信号です。よく聞く「うつは甘え」といった言葉は無視して、自分の体調を優先するべきでしょう。よく「責任があるから辞められない」という人がいますが、鬱で入院したり、最悪の場合、自殺してしまっては仕事の責任という次元の話ではありません。頭では分かっていても、メンタル的に追い込まれると冷静な判断が出来なくなるため、自分の精神状態がおかしいと感じた時点で退職するべきでしょう。本当は誰もが「自殺するほどの仕事など存在しない」ということは分かっているはずですが、それすらも分からなくなるのが、うつ症状の恐ろしさです。もし、「辞めても将来が見えない」「仕事を続けるしか選択肢はない」と思えるのであれば、今からでも遅くはないので「本当にやりたいこと」を見つけることが、健全な精神状態で仕事を続けられる秘訣ではないでしょうか。