取引先から信頼されるために実践したい3つの工夫
- 2017/06/13
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社外から信頼されることのメリット
ビジネスシーンにおいて、信頼を勝ち取るべき相手と言えば「上司」など、何かと社内の人間関係に偏りがちです。本来は取引先など「社外からの信頼」こそが長期的には重要ですが、日本人は、何かと人間関係に苦労する「社内」で認められることこそが出世や安定への近道と考えているようです。これは、終身雇用や長幼の序といった日本独特の文化による洗脳に他なりません。もちろん、円滑に仕事を進めていくために社内でのコミュニケーションは大切ですが、本質を捻じ曲げてまで社内の文化に迎合する必要はありません。「上司の顔色を優先して、顧客との約束を反故にする」など、社内の人間関係構築に注力するあまり社外の取引先を軽んじることを余儀なくされる場面は往々にしてありますが、そんな時こそ、仕事を取り巻く社会全体へと視野を広げてみると、キャリア形成のために「何が重要か」が見えてくるはずです。ここでは、仕事において社外の人から信頼されるために気をつけたいポイントをいくつか紹介します。
自社の悪口を言わない
立場に関係なく信頼されるビジネスマンは、決して「自社の悪口」を言わないものです。客観的に見て、他社の人間に対して「自分が働いている会社の悪口を平気で言う人間」を信用出来るでしょうか。最悪なのは「ウチの会社は給料が安いから働き甲斐がない」「上司がクソ」など、取引先にとって直接関係のない悪口を言うパターンです。相手方がもし「人手が足りていないから外部からヘッドハンティングしたい」と考えていても、そんな事を他社の人間に言う人を採用したいと思うでしょうか。また、これは転職の面接を受ける際にも共通して言えることです。
相手の時間を奪わずに接触頻度を増やす
取引先からの信頼を得るために有効な手段の一つが、接触頻度を増やす、つまり、頻繁にコミュニケーションをとることです。「単純接触効果」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、既に営業のテクニックとして知られています。ただし、やみくもに連絡しても、相手の時間を奪うだけなので、出来れば、届いたメールに対して「確認しました」の一言だけを返信するなど、「短く、素早く」を基本としたメール返信を心掛けるこをお勧めします。
小さな約束を必ず守る
また、取引先との約束といえば、メインの業務内容だけを重視しがちですが、信頼される人は、「後ほどお電話します」「その件は調べておきますね」「社内をあたってみます」などの些細な約束を守ります。特に、業務と関係のないお願いに対して「社内をあたってみます」と言ってみたものの、途中で面倒になり、そのまま放置、という経験はないでしょうか。そこで「どうせ先方も期待していないだろう」と放置するのではなく、「例の件、社内でも何人かに声をかけましたが、残念ながらダメでした」と、あえてその結果を連絡することで、「ああ、あの約束を覚えてくれていたんだ」と感激されるだけでなく、「この男は些細な約束も必ず守る誠実な人間だ」という印象を与えます。人からの信頼というものは、案外こうした些細な事の積み重ねで成り立っているものです。