残業を一切せずに毎日定時で帰るコツ
- 2017/05/07
- ビジネス
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ここ数年で「残業」は無能の証明となりつつある
日本の企業文化の中で働くサラリーマンにとって、残業は避けて通れないテーマと言えます。最近では、サービス残業や過重労働が社会問題となり、大手広告代理店の女性社員が過労を苦に自殺をし、異例の国策捜査へと発展する事態となった事件は記憶に新しいかと思います。そんな風潮のなか、各企業でも、特に労働基準法にまつわるコンプライアンス強化が進みつつあり、時間外労働の上限を定めた、いわゆる「36協定」の範囲を超えて残業をさせる企業は減りつつある様にも見えます。しかし、中小企業の現場では、未だに「サービス残業」や「上司より早く帰らないこと」を美徳とする悪習が蔓延っているのも事実です。ここでは、「なかなか定時で帰れない」「だらだらと残業してしまう」というサラリーマン向けに、一切残業をせずに「定時退社」を実現するためのコツをいくつか紹介します。
スケジュールにはバッファを持たせる
まず、残業は努力によって防げるということを知っておきましょう。残業が習慣になっている男性の多くは、「スケジューリングが下手」という原因が考えられます。そして、スケジュールの立て方が下手な男性の多くが、「詰め込みすぎる」という傾向があります。つまり、「予定外の作業が発生しない」ことを前提にスケジュールを組んでいるのです。定時で帰る人は、「キャパの7割以内」でスケジュールを組みます。余白時間を作っておくことで、急なトラブルやイレギュラーに対応しても十分に時間が余るのです。
上司の行動を先回りする
また、残業が習慣化している人は、上司からの指示パターンにも注目する必要があります。例えば「いつも退社1時間前に上司が思いついた様に新しい仕事を振ってくる」という場合は、既にそのパターンが分かっているなら、先回りして「今日は何かありますか?」と確認することをお勧めします。早めに聞くことで、「そういえば、頼もうと思っていたことがあったんだよ」と、案外、事前に知ることが可能だったりします。
クレームは先に片付ける
クレーム処理ほど無駄な時間はありません。もちろん、営業的側面から見ると、顧客からのクレームは「隠れたニーズを知るチャンス」「親密になるチャンス」という見方もできますが、そうであっても、クレーム処理は迅速に終わらせるに越したことはありません。一番やってはいけないクレーム対応は、抱えている仕事を片付けてから対応をするという、「後回しにする癖」です。時間が経てば経つほど、相手の不満は膨らみ、鎮めるのに時間がかかります。
定時で帰るというキャラ設定
また、日本人の習性として「周りからの目が気になって定時退社できない」というものがありますが、定時退社を実現するには、あらかじめ「俺は今日、定時で帰るから」と宣言しておくのも有効な手段です。定時が近づき、周りの様子を見て「帰れない雰囲気」を目の当りにして帰り辛くなるのを防ぐには、普段から「定時で帰る男」というキャラクターとして印象付けておくことが大切です。