起業したいオヤジはエストニアに注目すべき!?その理由は電子居住権にあった!
- 2018/11/30
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エストニアと起業の相性が抜群
エストニアという国を知っているでしょうか。北欧にあるエストニアは、「IT大国」として知られています。エストニアの人口は約132万人で、国土面積は日本の約1/9です。小規模な国であるエストニアですが、実は起業との相性がピッタリの国となっています。
なぜ企業との相性が抜群なのか、それは電子居住権にあります。電子居住権と言われても、何かわからないオヤジもいることでしょう。そこで今回は、エストニアの電子居住権とは何であり、なぜエストニアは企業におすすめなのかを紹介していきます。
エストニアの電子居住権とは?
電子居住権とは、2014年にエストニア政府が始めた政府となっています。この制度を簡単に説明すれば、エストニアに住まわないままで、エストニア政府が提供する電子サービスを受けることができることです。
もちろん、エストニアに住んでいるわけではないため、住民税などは発生しません。ただし、居住権や選挙での投票権もないので注意してください。
電子居住権が生まれた理由について!
エストニアで電子居住権が生まれた理由は、歴史的背景・地理的背景があります。歴史的にエストニアは、大国に領土を奪われています。実は、エストニアは1991年にソビエト連邦(当時)から独立したばかりです。
地理的に言えば、近くにロシアがあり脅威となっています。そこで、エストニア政府は、オンラインによってエストニア国民を増やすことで、もしエストニアの領土が奪われたとしても管理できると考えたことで、電子居住権が生まれたのです。
電子居住権と起業の関係とは?
エストニアの電子居住権を得ることで、エストニアで起業することができます。エストニア政府は、電子居住権によるビジネス支援をしており、法人登記や契約書へのデジタル署名、銀行口座の開設など、様々なことがオンラインで完結することができます。
その結果、会社を設立するための費用・時間を大きく減らすことができるのです。しかも、エストニアは起業するためのハードルがとても低いです。企業に必要な最低資本金は2500ユーロとなっており、プラスして法人登記税の約200ユーロが必要となります。
起業するための費用はこれぐらいであり、本当に簡単に起業することができるのです。手間も少なく、エストニアはまさに起業に向いているのです。
エストニアで起業するメリットは?
エストニアの電子居住権を利用して起業するメリットは、起業をしてからも自由な場所で住むことができることです。電子居住権でエストニアに会社を設立することで、すべての手続きをオンラインで済ませることが可能になります。そのため、どの国で生活しようが問題ありません。
また、EU全体をターゲットにしたビジネスをしたい方にメリットがあります。エストニアはEU加盟国であり、エストニアに会社を設立すれば、EUに会社の拠点を持つことになります。そのため、EUをターゲットにして、翻訳や輸出入などのビジネスをしたい方にとっては大きなメリットになるのです。
エストニアの今後に注目!
エストニアは、今後注目の国となっています。現在でも「IT大国」として知られているエストニアですが、電子居住権の制度が整ったことで、さらに注目される国となっています。実際に、エストニアの電子居住権を利用して起業する方が、世界中にいるのです。
エストニアの電子居住権を利用して起業することで、オンラインで会社を設立することができ、起業する費用や時間を抑えることができます、しかも、オンラインで全て済むため、世界中どこで生活しても問題ありません。ぜひ、将来的に起業を考えているオヤジは、エストニアに注目してみてください。