店員にチヤホヤされないと気が済まないキャラ、判っちゃいるけど、どうすりゃいい?
- 2019/03/20
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人の性格を見分けるポイントとして挙げられるのが、店員に対する態度だ。
店員や親しい人相手には愛想が良いが、関係ない人や、ライバル心を燃やす相手を目の当たりにすると、表情や態度がガラっと変わってしまう人は、いつか周りから人が離れていく。
にも関わらず、彼、彼女らは同類で人間関係を固め、この事を誰にも指摘されない様にしている。
こうした人は、どの様な心理で人に接しているのか。
チヤホヤしてくれる人の前で上機嫌な人が危ない理由
店員の前で、上機嫌にウンチクを話す人、反対に横柄な人、同じ趣味を持つ仲間に馴れ馴れしい人、はたまた自分より才能のある部下をつぶしにかかる人には、以下の様な特徴がある。
1:自分が”凄い”と思った人以外認めない
2:物判りの良い人間だと思っている
3:主観で判断し、客観で判断できない
4:妙な所で、ボロが出る
気に入った人や、利害ある人だけ慇懃無礼な敬語を使ったり、顔の筋肉で笑って接していても、相手にはバレている。
周りの人が貴方を判断するのは、気に入った人への態度だけではない、嫌っている人への態度も見ている。
引け目を感じる同僚や、後輩に対し、無言で圧力をかける者もいれば、わざと背をむける人間もいる。
自分の意見や立場がいかに正しいかを立証するために、同類同志で大声で群がり、思い通りにならない部下や同僚を孤立させようとする人もいる。
そうした人たちは、周りの利害関係のある人間には必要以上に気を使っているので『物分りのいい人』を演じている。
だが思わぬ所でボロが出てしまうし、ボロを見破った人間を、忌み嫌う様になる。
彼、彼女らが、店員にチヤホヤされたり、同類と話すとホッとするというのは、こうした理由から来ている。
物分りのいい人を演じる必要はないし、ボロが出たとしても、同類同志だから許される。
が、人間関係全てが同類で固められているとは限らない、企業に勤めていれば尚更だ。
私自身は、相手が人としてなってない事をしない限り、その人への態度は変えない様にしているが、残念ながら私の周りの人間が、そういう訳でもないらしい。
店員にチヤホヤされたり、同類とヘラヘラ笑って喋るのは好きなのに、全く考えの違う人の顔を見た途端、死んだ魚の様な目を見せる、企業の管理職の男がいるのだが、これはどうしようもない。
彼の行動をよく見ると、バブル入社組のせいかどうか知らないのだが、年功序列にこだわり、年下をバカにし、瞬間湯沸かし器の様に怒り、主観的で自分の意見を否定されるのが苦手なのだ。
好かれる人間にだけ好かれて嫌うヤツは嫌えばいいわという開き直りは、必要以上に劣等感が現れている。
彼にもいい所はあるはずなのだが『店員にチヤホヤされないと気が済まないキャラ』がそれを台無しにしている。
こうした人は、どうすれば本当に信頼を勝ち取る事が出来るのだろうか。
あえて真逆の人間の信頼を勝ち取る事が大事
私が思うに、店員にチヤホヤされないと気が済まないタイプな人が、本来の信頼を得る方法は、真逆の人間の信頼を勝ち取る事だ。
彼、彼女らが苦手とするのは、何も言わなくても店員が話しかけて来るようなタイプの人かもしれない。
はたまたプライドに左右されない自由な生き方をしている人や、他の趣味に生きがいを見出している人かもしれない。
合衆国建国の父の一人、ベンジャミン・フランクリンは、議会の中で敵対する議員に悩まされる事があった。
そんな彼の蔵書の素晴らしさに目をつけたフランクリンは、彼に蔵書を見せてくれるように頼んだ所、今まで敵対していた間柄が嘘の様に溶けたという。
フランクリンがモットーとしていたのは、
When you’re finished changing, you’re finished.(変化をいとわず)、
Never confuse motion with action.(意味のない忙しさを避けよ)という事だった。
店員にチヤホヤされたり、同類とツルむのが楽という人は、フランクリンと逆の生き方をしているのではないだろうか。
人生の幅を広げる為にも、店員からチヤホヤされないと気が済まないキャラを、今年こそ脱出してみてはいかがだろうか。