いまどきのビジネスマナーをまとめて考えてみる
- 2017/02/01
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ビジネスマナーにも世代交代はある?
オヤジ世代は会社に入ったときに、ちゃんとしたビジネスマナーを教育された人が少なくないのではありませんか?
バブル後半あたりまでは、体力に余裕のある企業も多く、新人教育やマナー研修に時間と金を使えるところも多かったでしょう。尤も、企業によってはただただ自社商品を多く売るノウハウを叩き込むことに余念がないケースもあったでしょうけど。
さて、ビジネスマナーと聞いて最初に思い浮かぶのはどのようなことでしょうか。
・挨拶
・名刺交換
・電話応対
・訪問時の礼儀
その他、いろいろあるでしょう。ただ、その内容となると、昔と今では様相が異なるものもあるようです。
・挨拶
「あいさつ」はすべての基本ですから、ここをおろそかにする企業はないでしょうし、あったら大した組織ではありませんね。まず、朝は「おはようございます!」ですね。これは、昔も今も変わらないはずです。マスコミ関係では夜中でも「おはようございます」が基本です。しかし、多様化が叫ばれる昨今では、自社ルールともいうべき慣例を持つ企業もあるようです。よその会社へ行ったとき、「おはようございます」以外の挨拶を耳にしたとしても、それが非常識な人物だとは限りません。
・名刺交換
通例では、相手の名詞の下から自分の名詞を出しますが、これが極端になるとお互いが譲らないなどという事態に発展します。そこで、適当なところで折り合いをつけます。問題はその後です。テーブルを挟んで向かい合う場合、相手の名詞を置いて話すときと、名刺入れにしまって話すときがあります。昔は、名刺入れの上に乗せて置いておくなどと言われたものですが、最近では資料を広げるのに邪魔になるからと、さっさとしまうパターンもあるようです。それはマナー違反だといっても、多数派になればマナーも変わることになるのでしょう。
何のためのマナーかが重要
さて、電話応対では定番の間違いがありますね。自社の人間を敬称で呼ぶことです。たとえば、外出中の部長のAさんに取引先から電話がかかった場合は「A(または部長のA)はただいま外出しております」と伝えます。しかし、「A部長は~」「部長さんは~」などとやってしまうのです。
また、訪問時には相手を待たせてはいけないことから、アポイント時刻の5分前に来訪を告げるというものがあります。この5分前の部分が、会社や人によってバラツキがある点も問題です。しかし、本当に相手が早めに来て欲しいと思っているのかが重要です。13時の約束でスケジュールを立てていたのに、12:55にこられたら、あと5分の予定が狂うというケースも珍しくないでしょう。
13時まで待たせておけば良いとか、13時まで待ちますから良いですよとか、そういう問題であれば、12:59:59くらいまでドアの外で待っていれば良いのではとも考えられるのです。実際、相手次第では5分も早く来るな!と怒られることがあります。その人を、マナーも知らない奴だと非難してすむ話ではない筈です。
マナーは何のためにあるのか?無難に立ち回って失点しないためのマナーなら、それでも良いかも知れません。しかし、あまり形式にこだわりすぎるのも良くないと言えるでしょう。そして、マナーも形骸化してくれば世代交代の波に飲み込まれることになりそうです。
オヤジにとって重要なことは、臨機応変に立ち回ることですね。