勘違いしてない?筋肉増量期にやっちゃいがちな間違いとは
- 2018/07/30
- ボディメイク
- 2456view
- 筋トレ
- トレーニング
- 筋トレ
- 解説
増量期だからって食いすぎるな!
夏の終わりと共に増量期に入るトレーニーはとても多いですよね。秋と冬はマッチョにとって雌伏の時。筋肉を増やすために多少脂肪まで増加することになっても仕方がない…そう考えている人がほとんどのようです。
ただ、増量期の正しい過ごし方というのは実はとても繊細なのです。初心者が勘違いしたまま増量期だからといって食べまくってしまうと普通にデブになるだけ。本来の目的とはかけ離れた残念な結果となるのです。
増量期だからといって暴飲暴食をしていいわけではありません。今回は増量期本来の目的と、正しいトレーニング方法についての考え方を解説していきましょう。
そもそも増量期とは?
理想の肉体を作り上げるために、増量期と減量期を交互に設定するのはもはや常識となっています。少し前までは一部のボディビルダーしか知らなかったような専門的な知識も、現在ではインターネットのおかげで筋トレ初心者にまで浸透しています。
しかし、実践経験の伴わない頭でっかちなトレーニーが増えてしまったのも事実で、勘違いしたまま間違った増量期を過ごしてしまい半年~1年間も無駄に時間を浪費してしまうケースが散見されるのです。
最もありがちな間違いは、ただ食べる量「だけ」を増やしてしまい脂肪ばかりがどんどん増えるパターンですね。増量期とはそもそも体重を増やすことを目的とする期間ではありません。増量期にはどうしても体脂肪の増加がつきものですが、これは副次的な結果であり、むしろできることなら体脂肪は増やさない方がいいのです。
体重を増やすのが目的ではない?
増量期だから体重を増やさなければいけない…これはある意味正解ですが本質的な意味では間違っています。増量期に体重が増えるのはあくまでも結果論なのです。
増量期にはとにかく筋肉を増やさなくてはならないのです。では筋肉を増やすためには何を最優先すればいいのか。その答えが分かれば増量期の正しい過ごし方が分かるはずです。そして、筋肉を増やすための生活の結果、どうしても体脂肪も少しは増えてしまう…これが増量期にあるべきトレーニーの正しい姿と言えるのです。
増量期に絶対守らなければならない事!
さて、増量期に肝に銘じておかなければならないことは2つあります。一つは「毎日オーバーカロリーを維持」するということ。これは一見簡単そうですがかなりシビアで難しい問題です。
タンパク質の量は当然ながら高く保たなければいけませんし、しかも5回以上に分けて摂取しなくてはいけません。まとめて摂りすぎても吸収しきれないので効率が悪いのです。また、オーバーカロリーといっても青天井というわけではありません。消費カロリーのプラス10%~20%くらいで留めておく必要があるのです。自分の消費カロリーの計算を誤ると、カロリーが少なすぎたり、多すぎたりするので注意しましょう。
最も大切なのはトレーニング強度を減量期と比べて明らかに引き上げることです。この点が一番忘れ去られてしまいがちなのですが、摂取エネルギーを増やす以上は確実に筋トレの強度を高める努力が必要になります。
重量・回数、種目数等々、ワンランクもツーランクも上のトレーニング内容で自分を追い込まなくてはいけません。単純に体重を脂肪によって増やしても減量期に体を絞ると元通り、あるいは筋肉量が増量期前よりも少なくなってしまう可能性があります。その原因は増量期に体重ばかり気にしてトレーニングの負荷を高めなかったことにあるのです。
多くのトレーニーは減量期はキツいけど増量期は楽だ、と考えているようですが全くもってこれは大間違いです。増量期は食べる量を増やすことができる反面、過酷で逃げ場の無いトレーニング地獄へと足を踏み入れなければいけないのです。
減量期の場合は多少トレーニング内容が薄くなっても、体脂肪が落ちていきますから気が楽です。
増量期こそ本当の勝負であることを覚えておきましょう。