オヤジ達よいい加減目を覚ませ！

「痩せたい痩せたいカッコいい体になりたいよう」口ではそう言っているものの、いつまで経ってもなかなか体が変わらない人って多いですよね。

痩せるためには正しいアプローチで最大効率を求めるべきだと日頃から当サイトの記事でも口酸っぱくお伝えしているわけですが、なかなか過去の間違った常識や勘違いから抜け出せない人が多いようです。

確かに人間の体というのは複雑で、ダイエットや筋トレに関しても数年前までは正しいとされていたことが現在では間違った方法とされていたり、逆に間違った方法とされていたものが現在ではトップアスリートのトレーニングで採用されていたりします。

ですから確かに混乱してしまうのも致し方ないのですが、やはり基本中の基本、原理原則に関してはしっかり押さえておくべきでしょう。

というわけで今回は、ダイエット志望のオヤジのために、よくある勘違いをガツン！と正していきたいと思います。

 

めんどくさい？じゃあダイエットは諦めてください

ダイエットを成功しない人の一番特徴は「とにかく面倒くさがり」です。では一体、どのような点について面倒くささを感じているのかと言えば、それは「カロリー及び栄養素の計算」なんですね。

意外と筋トレについては頑張る人が多いのですが、肝心の栄養摂取の計算が雑で自分が思った以上に食べたり飲んだりしているというわけです。

栄養素の量を数値として認識せずにダイエットを行うということは、財布や銀行口座にお金がいくら入ってるのかわからずに生活するのと同じです。

体重や体脂肪は数値で認識しようとするのに食べ物飲み物に関しては数値を無視する。この矛盾に気づかない人は小学生からやり直した方が良いでしょうね。

 

筋肉は脂肪に変わらない

筋肉は使わないと脂肪に変わると思ってる人、意外と多いんですよね。逆に脂肪が筋肉に変わると思っている人もかなり多いことに驚かされます。

昔、運動部だった人が「若い頃に持っていた筋肉が今では脂肪に変わっちゃった」などと言っているのを耳にすると、どうしてこんなに頭が悪いんだろう…。とすごく不思議に感じてしまいます。

筋肉は筋繊維から出来ていますし当然筋細胞の集合体です。一方、体脂肪は脂肪細胞からできています。脂肪細胞は大人になると数は変化しません。そのサイズが大きくなったり小さくなったりするだけです。

ですから、筋肉がそのまま脂肪になることもその逆も絶対にありえないのです。

 

腹筋したらウエストが細くなる？

腹筋運動をするとウエストが細く、引き締まると考えている人がとても多いのにもやっぱり驚かされます。これは脂肪が筋肉に変化するという前述した通りの間違った考えが未だに蔓延っているからかもしれません。

筋肉は鍛えれば太くなりますがその上に乗っかっている脂肪が落ちるかどうかはカロリー支出の問題ですから直接的な因果関係はないのです。

もちろん腹直筋が厚くなればその分、腹筋のカットが見えやすくなるのは事実です。ただ、いずれにしても腹筋運動でウエストが細くなることはあり得ないのです。

腹筋運動は筋肉を大きくするために実施して頂くとして、体脂肪を落とすためにはきちんとした食事管理を長期的に実践しなければいけません。

 

糖質ゼロの酒なら太らない？

最近は糖質制限ダイエットが流行ったこともあり、糖質ゼロのお酒がたくさん販売されていますよね。

もちろん焼酎やウイスキー、ブランデー、あるいはハイボールなどはもともと糖質が入っていません。つまり余計な物を敢えて追加しない限りはアルコールのみのカロリーしか持っていないことになります。

ただ、糖質ゼロのお酒であればいくら飲んでも太らないと考えている人が多いのは困ったことだと思います。

糖質がゼロであってもアルコールのカロリーはしっかりと存在します。アルコールのカロリーは他の栄養素が体内に全く存在しなければ全て熱として代謝されてしまいますから脂肪にはなりません。しかし現実的にはそんなことはあり得ませんね。

アルコールを飲む二時間以上前から絶食し、アルコール摂取後12時間程度何も飲んだり食べたりしないのであれば完全にアルコールによるカロリー摂取を他の食品から独立させることができます。

ですが、そうでない限りは糖質ゼロのアルコール飲料もきっちり体脂肪を増やす原因となりますからご注意ください。