40代~50代の愛するコーヒーは筋トレのエルゴジェニック・エイドだった!
- 2018/02/25
- ボディメイク
- 495view
- 筋トレ
- カフェイン
- コーヒー
- トレーニング
- 筋トレ
- 筋肉
コーヒー飲んでパフォーマンスアップ!
オヤジの仕事中のお供。そしてちょっと一息つきたいときに飲む物といえばコーヒーですよね。ブラックコーヒーを寝起きに一杯必ず飲むという人も多いと思います。
さて、このコーヒーは実は筋トレにおける強力なエルゴジェニック・エイドであることをご存知でしょうか?
エルゴジェニック・エイドとは通常のサプリメント(栄養補助食品)とは違い、特定の能力を100%以上に発揮させてくれる物質のことを指します。
つまり、コーヒーを飲んでも単純に必要な栄養素を補うことができるわけではありませんが、筋トレ時により高いパフォーマンスを発揮できるようになる可能性が向上するというわけです。
今回はコーヒーが筋トレにとってどのようにプラスなのか。解説していきましょう。
なぜコーヒーは「効く」のか
コーヒーに含まれる成分といえば誰もが思い浮かべるのがカフェインです。まずはカフェインの筋トレに与える効果から考えていきましょう。
カフェインが人間の筋力の発揮具合にポジティブな影響を与えることは100年以上も前にイギリスで実施された実験によって明らかになっていました。
ただ、カフェインは筋肉や筋肉のエネルギー効率に直接関係するわけではありません。カフェインは脳の疲労感を鈍くする力を持っているのです。具体的には脳内にあるアデノシン受容体という疲労に対するセンサーの動きをカフェインが邪魔してくれるわけです。
また、近年のカフェインは筋持久力よりも最大筋力に効果を示すことも分かっています。
純カフェインよりもコーヒーが効く?
コーヒーにはカフェインが入っている。だから効果があるのであればカフェインそのものを単体で摂取した方が効率が良いのではないかと考える人もいるでしょう。
ただ、カフェイン入りコーヒーと純粋なコーヒーを比較した実験では、圧倒的にコーヒーの方が発揮できる筋力が強かったのです。
通常有効成分は可能な限り他の物質と一緒には摂らない方がその効果を発揮しやすいと考えられるのですが、カフェインに関してはむしろコーヒーとして飲む方が効果的だと言えるのです。
カフェインをコーヒーとして摂取すべき理由とは
というわけで筋トレの1時間前にブラックで濃いコーヒーをぐいっと一杯飲むのは非常に有効だと言えます。
研究者によれば、カフェイン単体ではなくコーヒーを飲む方が筋トレに有効となる理由について、液体として摂取することによって吸収率が高くなる事が考えられる他、ポリフェノールやフラボノイドといった抗酸化作用の強い成分も同時に摂取できる事が挙げられるとのことです。
ちなみに必要となるカフェインの量は体重1kgあたり5mgだそうで体重70kgの男性であれば約350mgとなります。350mgのカフェインをコーヒーで摂るためにはだいたい550ccを飲まなければならないため、結構たいへんな作業と言えそうですね。
ただし、一部の研究では体重1kgあたり3mgでも有効になるというデータもありますから、これならだいぶお手軽となります。
ミルクや砂糖は?バターコーヒーでも大丈夫?
コーヒーをブラックで飲むのがキツイという人は砂糖や甘味料だけであれば入れても問題ありません。ただミルクはその脂肪分により吸収率が低下してしまうと考えられるのでやめておきましょう。同様の理由でコーヒー牛乳も避けるべきです。
その他、ダイエットに有効なバターコーヒーも筋トレ前に敢えて飲む必要はありません。バターコーヒーは寝起きや仕事の合間など、筋トレとはあまり関係の無いタイミングで愉しめば良いでしょう。
また、注意点としてカフェインにあまり体制がなくコーヒーをたくさん飲むと気持ち悪くなってしまう人もいると思います。実際、筆者もコーヒーは大好きなのですが短時間にたくさん飲むと動悸が激しくなり胸がムカムカしてしまいます。
そのような人は決して無理はしないように。逆に筋トレパフォーマンスが下がってしまいますからね。