筋力停滞を打ち破る最後の手段はズバリこれだ!!
- 2017/11/25
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越えられない壁が現れた…
長年筋トレを続けていると突如として越えられない壁が目の前に現れることがあります。この壁は実に巨大で強固。どれだけ努力と工夫を重ねても前へ進む道を阻み続けるのです。
このような壁と出会ってしまうのは、ある意味常に前進しようと頑張り続けてきた証拠でもあります。ずーっと同じレベルで留まっている人の前には壁なんかできませんからね。
筋肉のサイズが変わらない、使用重量が変わらない、このような壁を破るために先人たちはたくさんのメソッドを開発してきました。有名な非線形ピリオダイゼーションなどはその代表例ですね。
今回は、非線形ピリオダイゼーションでも越えられない、どうしようもない壁を突破するための最後の手段をご紹介しましょう。その方法の名「中断期間設定」。なんとトレーニングを一時的に完全にやめてしまうという荒業です。
筋トレの中断期間とは
筋トレを休むと聞くと、初心者や筋トレをほとんどしたことのない人からは「なんて楽な方法なんだ。最高じゃないか」なんて言葉が聞こえてきそうですが実はそうではありません。
他のあらゆる努力を積み重ねてきた上級トレーニーにとって、「筋トレを休む」という行為は極めて精神的に負担が大きく、勇気のいる作戦なのです。
中断期間の最中は厳密なカロリー及び栄養状態の管理を行い、運動は軽めの有酸素運動のみとします。例外としてエアロビックな自重トレーニングを実施することもありますが、それもごく僅かなトレーニングボリュームとなり、体が疲労を感じる程ではありません。
中断期間中に何が起こる?
筋トレの中断期間中、体内では神経系の後退が見られます。実はある程度の期間、トレーニングをしていなくとも筋肉量はそれほど変化しません。しかし、筋肉を同時にたくさん動かし、強い力を発揮するために発達していた神経系は徐々に退行していくのです。
神経のネガティブな変化について、悲しい、と感じるかもしれませんが実はこれが筋トレ中断期間を設ける理由と言えるのです。
中断期間設定を前提とした筋トレプログラム
筋トレの中断期間は原則2週間です。そしてトレーニングは6週間継続します。つまり6週間のトレーニング終了後、2週間の中断、そしてまた6週間のトレーニングという流れになります。
6週間のトレーニングは苛烈を極めます。多少傷めた部位や怪我をした部位があっても筋トレをハードに行います。怪我は全て2週間の中断期間中に治せばよいわけですからほとんど休み無しで突っ走らなくてはなりません。人によってはオーバーワークによって自律神経失調症に陥るかもしれませんが、むしろそのくらいで丁度良いのです。
「このペースは絶対に維持できないな」と思えるトレーニング内容でなくては意味がありません。無理なトレーニングを行うからこそ2週間の中断期間が用意されるのです。
中断期間中に筋肉内の神経はリセットされ、新鮮なコンディションで次のトレーニング期間が始まります。これによって筋肉の伸びしろを拡大し、最大筋力を向上しやすくなるのです。