私が実感した、筋トレによって得られた新しい視点とは?
- 2017/11/23
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生活に張りが出る、ジム通いの効能
結婚をすると、妻がいるという安心感から、他の女性に対して興味がなくなる、すると身なりに気を使わなくなる。加えて仕事が忙しくなると、運動不足になりがちですから、体のラインも崩れてくる……しばらくたつと、立派なオヤジへ一直線ですな。
これではいけないと感じた犬助は、ここ数年、仕事が休みの日にはジム通いを続けているのです。といっても、マシンと有酸素運動中心の軽いものですから、本格的にやっている人から見ると噴飯物でしょう。しかし、それでも多少は効果があるもの。
ジム通いを始める以前と比較して体重は1kg増、対して体脂肪率は5%減。
ウエストは数センチ細くなりましたし、体のラインも改善されました。
服装にも気を使うようになりましたから、しばらく足が遠のいていた服屋さんも覗くようになる……まあ、生活に張りが出てくるんですよね、ジム通いって。
そのお陰で、女子にモテるようになった!!というのは全くないのですが、まあ、生活に張りが出たってだけでも充分ではないですか?
筋トレはスポーツへの認識を大きく変える
加えて、スポーツの見方が大きく変わったのです。
以前は、スキーのジャンプ競技などジム通い以前は、マイナー競技じゃね? の一言で片付けていたものでした。例えば、国際スキー連盟に登録されているスキーのジャンプ競技の登録人数は254人、ということはスキー・ジャンプのオリンピックメダリストとか、レジェンド葛西紀明選手とかいっても、所詮254分の1などと考えてしまっていた。
スポーツを舐めてかかる傾向にあったのです。
ジム通いをするようになって「葛西選手が日々スクワットで200kgを上げている」という情報に驚くことができるようになったのです。
ジム通いをする前までの犬助なら、葛西選手と現役のころの阪神タイガース現監督・金本知憲氏のスクワットで上げていた213kgを単純に比較して「金本>葛西」という、誤った認識を持っていたでしょう。
葛西選手は体重の3倍強をスクワットで上げる
しかし、スクワットの場合、単に上げている重量を比較しても意味はありません。
213kgを上げていた金本監督の、当時の体重が91kg。対して200kgを上げている葛西選手の体重は62kg。
体重比で考えると金本監督の2倍強に対して葛西氏は3倍強なのです。
まあ、ジムでスクワットをやったことがある人なら、体重の倍を上げるというだけで、どれほどの鍛錬が必要なのかは理解できるはず。それが3倍って!!
新しい視点の獲得こそ、筋トレの効果
もしも、犬助がジム通いをしていなければ葛西選手に対する認識は、レジェンド(でも、マイナースポーツの)という恥ずかしいものしか持っていなかったはず。
しかし、ジム通いをすることにより、新しいスポーツ観戦の視点を得ることができた。葛西選手をテレビでお見かけする度に、畏敬の念が湧いてくるようになる。
これは、大きな財産だったと思うのです。
オヤジになると固定観念にガチガチに固まってしまうもの。しかし筋トレによって、スポーツ観戦という限られたジャンルながらも固定観念を打ち壊すことができたというのは、大きなプラスといえるのでしょう。
まあ、そのおかげで例えばクライミングのワールドカップを観戦していても、肩の筋肉がどうのとか、かなり偏った視点ばかり先立つようになったのですが。