生存戦略を実行せよ 死にたくなければ筋トレだ!
- 2017/11/14
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生きるために!筋肉は必要
事故や一部の病気での「死」を除き、人間が死に向かって加速度的にその歩みを進めている時、振り返るとそれは「急激な筋肉の減少」を意味している事が分かります。例えば男性の場合、40歳から80歳までの間に10%以上も筋肉量が減少します。そして、その一方で、内臓脂肪の量は約43%も上昇するのです。
筋肉が減り、脂肪が増える。この現象は我々のに身に起こる「老化」が具体的に何を意味しているのかを端的に現していると言えます。筋肉量を維持し、脂肪を増やさないことが若さを保つ一番簡単で単純な方法なのです。
血管や内蔵、脳など様々な器官を健康に保つのにも、筋肉と体脂肪のバランス改善が結果的に大きな影響を及ぼします。
体中を管で繋がれ無理やり心臓を動かされ続けるのではなく、あくまでも健康的に人間らしく生き抜くために。生存戦略としてまずは筋肉の必要性を勉強していきましょう。
健康寿命を伸ばすためには筋肉が重要
14万人を対象としたある調査結果によると、握力が5kg低下するごとに死亡率がなんと14%も上昇することが分かりました。また、400万人に対して行われた別の調査では、肥満レベルと死亡率の間に強い正の相関があることも確認されました。これらの結果によって、筋肉が減り、脂肪が増えると確実に死に近づくことが分かります。
加齢によって筋肉が衰えることを「サルコペニア」と呼びますが、同時に脂肪は増えてしまう「サルコペニア肥満」が健康寿命に極めて大きな影響を与えているのです。
欧米で行われた調査では、サルコペニア肥満は他の数多くの死亡因子の中でも突出して影響力が大きいことが明らかとなっています。なんと男性の81%の死にサルコペニア肥満が関わっていたのです。
また、「筋肉が多く脂肪が少ない」状態が最も死亡率が低く理想であるのは当然として、次いで「筋肉量も脂肪量もどちらも多い」というタイプの方が「筋肉量も脂肪量もどちらも少ない」タイプより死亡率が低かった事も要注目です。多少脂肪が乗ってしまったとしても、筋肉の量が多い方がとにかく健康的なのです。
下半身の筋力簡単トレーニング法
普段、ガチ系のトレーニーやボディーメーカーに対してアドバイスを贈っている筆者ですが、ここでは「カッコイイ体は求めてないけど健康には興味あり」という方のために、「今すぐ」「その場で」「道具を使わずに」脚力を鍛える方法で伝授しましょう。脚の筋肉はとにかくサイズが大きいので、鍛える事による健康効果も当然大きくなります。
決して、特殊な種目ではありませんが、短時間で最高の効果を得るためには「ジャンピングスクワット」が一番です。周りの目が気になるという人は家に帰ってからでも構いません。家の中でも狭いスペースで簡単に実施できますし、必要な時間は約3分です。
ジャンピングスクワットはまず膝を曲げて両手の平を床にタッチします。そしてそのまま垂直ジャンプをして空中で一回手をぱちんと叩き、そのまま着地して再び膝を曲げて床をタッチ。これを繰り返すだけです。
ジャンピングスクワットを20秒で15回行い、10秒間のインターバルを取りましょう。これを4回繰り返します。トータルで110秒しか掛かりません。2分弱ですね。これを毎日繰り返すだけで下半身の筋肉量を維持できるのです。
死にたくない人、ボケたくない人、寝たきりになりたくない人はとにかくスクワット。これだけで人生の幸福度がグンとアップします。