買うならホントに効果のある物を

体を鍛えるための筋トレグッズには本当にいろいろな種類があります。パッと見では使い方が想像できないような特殊な機具もあるわけですが、個人が自宅用に買い揃えようと考えた場合、無駄な物、効果の無い物は極力排除しなくてはいけないわけです。

今回は、ちょっとマイナーなんだけど実はかなり効果の高い、優秀なアイテムをご紹介します。深夜のテレビショッピングで扱われるような無駄な物ではなく、本当に効果のあるオススメ機具３選。もちろん筆者である私自身が実際に使用した（使用している）物ばかりとなっています。

ケトルベルは第三のフリーウエイト

ダンベルを自宅に持っている人はかなり多いと思います。ガチ系の人であればバーベルセットを用意している人もいることでしょう。しかし、ケトルベルまで持っている人はなかなかいないのではないでしょうか。

ケトルベルはマイナーなトレーニングアイテムですが、第三のフリーウエイト機具としてとても優秀なのです。

ケトルベルはダンベルではちょっと実施するのが難しいような「振り回す系」のトレーニングを実施することができます。「ケトルベルスイング」などはその典型ですね。

ケトルベルを使うと筋肉にストレッチを掛けた状態のまま複雑な刺激を与えることができます。これは単純な関節の屈伸運動となりがちなダンベルを使ったトレーニングとは質が明かにに異なるものなのです。

置き場所の都合やトレーニングスペースの問題もあろうとは思いますが、第三のフリーウエイトとしてケトルベルはとても有効だという点は覚えておいて下さいね。

プリーチャー台で上腕二頭筋を育てる

プリーチャー台というのはその名の通り、プリーチャーカールをするための台です。プリーチャーカールというのは上腕二頭筋を非常に効率よく鍛えるための種目で、台に肘をしっかりと固定した状態でダンベルカールを行います。上腕二頭筋はピンポイントで刺激を与えるのがとても難しい部位なのですが、ここを発達させるために多くのトップビルダー達はプリーチャーカールをねちっこくねちっこく、かなりの多頻度で行っているのです。

プリーチャー台は、インクラインベンチに装着するタイプの物もあります。これからベンチを買おうと考えている人は、プリーチャー台のアタッチメントが用意されている物を選ぶというのも一つの有効な手段だと言えるでしょう。

ワンタッチ型可変ダンベル

通常の家庭用ダンベルの最大の弱点は「プレートの付け替え作業の煩雑さ」であると言えます。特に筋トレにも馴れた中級者以上のレベルになると、実施する種目数が多くなりますので、それに適したウエイトをその都度設定する必要があるのです。

一つの種目につきウォーミングアップセットを含めれば最低でも3種類の重量設定は必要となりますから、4種目のトレーニングを実施するとなると10回以上もプレートの付け替え作業を行わなければならない計算になります。しかもそれが両手分ともなればトレーニングそのものの時間よりもプレートをつけたり外したりしている時間の方が長くなってしまう事すらあるのです。これってめちゃくちゃ非効率的ですよね。

ワンタッチ型の可変ダンベルは、プレートの付け外しがスイッチ一つで行えます。ダイヤルを回すと、その目盛りに表示された分のウエイトだけがシャフトに装着される仕組みになっているのです。

正直なところワンタッチ型可変ダンベルはお値段高めです。両手で5万円以上する商品がほとんどです。しかし、それでも実際に使ってみると「あーなんで最初っからコレにしなかったんだろ…」といった感想を持つ人がほとんどなのです。

これから真剣に筋トレを取り込むもう。途中で絶対に投げ出さない。そう覚悟を決めている人は、最初からワンタッチ型のダンベルを買うことを強くオススメ致します。