筋肉増強の三大要素をもう一度思い出してみよう

筋肉を育てるための三つの条件とは一体何だったでしょうか。皆さん覚えていますか？絶対忘れちゃだめな超重要事項ですよ。

筋肉を育てるためには「筋トレ」「栄養」「休養」の三つが大切です。どれが一つが欠けてもダメなんですね。全てがバランス良く、高次元で達成されていなければいけません。
この中で、回復といえば睡眠だけをイメージする人が多いようですが、実はこれは大間違い！確かに寝ることは回復にとってとても重要ですが、体内の栄養状態によってはいくら寝てもあまり筋肉は回復・成長してくれないのです。

回復の鍵はサプリメント！

つまり、「栄養」と「休養」は密接な関係にあるというわけです。「筋トレ」と「休養」はある意味、対極を意味しているわけですが、この二つを結び付け、関連付けているのが「栄養」であるわけです。

今回は、回復機能に特に大きな影響を与えている三つの成分について解説していきます。疲れがどうしても取れないという人や、風邪をしょっちゅう引いている…という人にもめちゃくちゃ効果大ですから是非活用してみてくださいね！

 

「ほぼ」必須アミノ酸！グルタミン

厳密には必須アミノ酸ではないのですが、トレーニーに必要な量は体外から摂取しなければ絶対に賄いきれないのがグルタミンです。

グルタミンは筋肉の分解を抑制する作用で知られていますが、効力はそれだけではありません。これまでに行われた研究で、グルタミンを飲むとインスリンの有無に関係なく筋肉を増強する効果がある事が分かった他、免疫力が高まる事で感染症予防に繋がったり、胃腸の粘膜の状態を正常に保つ力もある事がわかりました。

一方でグルタミンは体内のアンモニア濃度を高めてしまう可能性があり、飲むタイミングには若干の注意が必要となります。

グルタミンは原則として、トレーニング直前や最中にはあまり摂取しないようにします。アンモニアは脳に疲労を感じさせる物質であるため、トレーニング内容に悪影響を与える可能性のある時だけは避けるべきなのです。

それ以外のタイミングではいつ摂取しても構いません。1日トータルで10g程度、プロテイン等とは別に単独のサプリとして飲めば十分でしょう。

 

カフェインとのスタックで多幸感ゲット！タウリン

日本ではタウリンの錠剤や粉末のサプリメントはまず見かけることがありません。強いて言えば栄養ドリンクにわずかに含まれている程度でしょう。

海外ではとても一般的なサプリメントのタウリンですが、実は日本では「その効果があまりに強すぎるために」国内メーカーがサプリメント化するのをためらっているという話しがあるほどなのです。

タウリンは筋肉の回復と強化に役立つだけでなく、カフェインと同時に摂取する事で多幸感を脳に与え、また単独で摂取することによって心を落ち着かせて心地よい眠りを導いてくれます。実際、私もタウリンを毎日飲むようになってから明らかに睡眠の質が改善しました。

タウリンは1日に6～10g。数回に分けて飲むようにしましょう。海外からの個人輸入であれば簡単に手に入りますし、そう高いサプリメントではありませんから是非一度使ってみてください！

 

成長ホルモンの材料！アルギニン

アルギニンは日本人の成人男性は必要量の6割程度しか摂取できていないというデータもあるほど、通常の食事だけではなかなか豊富な量を確保するのが難しいアミノ酸と言えます。

アルギニンは成長ホルモンの材料となる物質で、これは大人にとっても筋肉の成長及び回復に大きな役割を果たしてくれます。また、アルギニンは体内の一酸化窒素濃度を高めてくれるため、血流が活発になりこれもまた肉体の回復に役立ってくれるのです。

その他、アルギニンはアンモニアの処理も促進してくれます。そういう意味では前述したグルタミンの短所をカバーしてくれる力を持っているわけですね。

ちなみにアルギニンは味にややクセがあり、苦手な人も多いのですが、アルギニンの代わりにシトルリンを飲んでもほぼ同様の効果が得られるためオススメなのです。