筋肥大の邪魔者ミオスタチン!どうすれば分泌を防げるの?
- 2016/10/23
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筋量アップの邪魔をするホルモン!
人間の体内ではたくさんのホルモンが常に分泌されています。栄養を吸収し、筋肉を大きくしてくれるインスリン。男性ホルモンの代表格テストステロン等など、ホルモンは人間の体に様々な影響を与えているのです。当然のことながら筋トレによって効率よく筋力を発達させたり筋肥大を狙う場合にも、ホルモンを合理的に操る知識が必要になるわけですね。
一方で実は筋トレの邪魔者とも言うべき全くありがたくないホルモンも存在します。それが「ミオスタチン」というホルモン。このミオスタチンは筋肉の異化作用を促進し、筋肉が肥大するのを妨げたり、筋肉のサイズを小さくしてしまったりする力を持っているのです。
筋トレオヤジとしてはこのミオスタチンが分泌されるのをなんとかして防ぎたいところですよね。ミオスタチンは仮にバランスの良い食事を毎日摂っていたり、規則正しい睡眠をとっていても分泌を防ぐことはできません。
では一体、どうすれば良いのか。今回は最先端の研究の一部を皆さんにご紹介していきたいと思います!
その1.強度の高い筋トレをする!
ミオスタチンは高強度の筋力トレーニングを行うことで分泌量を低下させられることがわかっています。ホルモン量はかなり個人差が大きいのですが、それでも精力的に高重量をバンバン上げたり、中重量でハイレップなトレーニングをこなしている人の場合、自然とミオスタチンの分泌量が抑えられている可能性が高いのです。
この事実はトレーニングスケジュールの策定に大きな影響を及ぼしますね。中途半端な強度で毎日トレーニングするよりも、休養日を混じえながら高強度トレーニングを行った方が効率が良さそうです。なかなか筋力がアップしないという人は、試しにトレーニングスケジュールにもっとメリハリをつけてみてはいかがでしょうか。
その2.有精卵を食べる!
有精卵の特に黄身部分にはミオスタチンを抑える働きがあると考えられています。具体的には「フォリスタチン」というタンパク質の一種がミオスタチンの機能を阻害するという事です。
一部、海外ではこのフォリスタチンを含むサプリメントも販売されているようですが、入手が難しい場合は有精卵を探して食べた方が簡単そうです。
その3.年二回の断食を行う!
三つ目の方法は年に数回の断食を行う方法です。断食をすると体の代謝が改善され、エネルギーの悪い流れが一旦リセットされます。その結果ミオスタチンの分泌量や働きが低下するのです。
断食は早朝のみ固形物が食べることが許され、その後は翌朝まで水しか摂ることはできません。これを年に二回か三回行うのがベストとのこと。筋トレオヤジであれば春の減量期や、年末の忘年会シーズン直前にそれぞれ1回だけ断食日を設けてみると良いでしょう。ダイエットついでにミオスタチンを抑えられれば正に一石二鳥というわけです。
いかがだったでしょうか。冒頭でも解説した通り、内分泌系の働きをコントロールすることが特に中高年の筋トレには大切になってきます。ほっておいてもガンガンいろいろなホルモンが分泌される年齢ではありませんからね。
これからも一歩踏み込んだ、ちょっとマニアックな筋トレ情報をどんどんご紹介させて頂きます。乞うご期待!