彼女を心から愛しているけど、セックスがしっくりこない―――

セックスは、カップルにとって大切なコミュニケーションの1つです。
2人の性格や価値観がぴったり合っていても、身体の相性が悪いだけで心がモヤモヤしますし、セックスレスになって心が離れてしまうこともあります。
簡単に解決できればいいのですが、身体の相性はデリケートな問題です。
「なにが悪くてしっくりこないんだろう」と考えてはみるものの「身体のことだから諦めるしかない」とお手上げ状態なオヤジもいるはず。
そんな方に試してほしいのが、これから紹介する「たった1つ」の方法です。

「不安」を取り除くこと

セックスに対して「不安」を抱いていませんか。
あなたはもちろん、彼女もセックスに不安を抱いているのだとしたら、セックスになんらかの支障が生まれてしまいます。
身体の相性が悪いと感じたら、まずは不安要素がないかを疑ってみてください。
不安を取り除くだけで、セックスを心から楽しむことができ、より多くの快感を得ることができます。

中年男性によくあるセックスへの不安

■ED（勃起不全）
EDの原因は、年齢だけではありません。
・不規則な食生活、運動不足、過度な飲酒、喫煙などの生活習慣
・糖尿病、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病
・うつ、ストレス、不安などの心理的な要因
などもEDの原因になります。

特に、心理的な要因で起こる心因性EDは、年齢問わず誰にでも起こる可能性があります。
心因性EDは、大きくわけて「現実心因」と「深層心因」の2つ。
彼女から「役立たず」などの言葉の暴力を受けていたり、経済的な問題や疲れなどでストレスを感じている場合は「現実心因」です。
現実心因は、自分自身で原因に心当たりがある場合がほとんどで、薬の服用やカウンセリングで簡単に治ることもあります。
一方、性的なトラウマや幼児期の体験といった心の深いところに原因がある「深層心因」の場合は、治療が難しいケースもあります。

■体力の問題
年齢とともに体力が落ちていくので、セックス中にバテてしまったり、本来したいことが十分にできないこともあります。
特に、運動をする機会が少ないオヤジは要注意です。

■テクニックへの不安
テクニックに自信がないと、セックス中も頭のなかが不安でいっぱいになり、快感を得られるような精神状態ではなくなってしまいます。
気にしすぎるとEDを引き起こしてしまうので、気にしすぎないことも大切です。

女性によくあるセックスへの不安

■してほしくないことがある
「痛い」「くすぐったい」「生理的に受け付けない」「はずかしい」などの理由で、セックス中にしてほしくないプレイがある女性も少なくありません。
力加減が強すぎる前戯、フェラ、クンニ、アクロバティックな体位、おもちゃの使用など、彼女の苦手なプレイがないか再確認してみましょう。

■裸に自信がない
裸に自信がないだけで、セックスに集中できない女性もいます。
セックスに集中できなければ、安心して身をゆだねることができませんし、プレイに対しても積極的に参加できません。
セックス中に「よく見えるから」と言って、照明を明るくしたがるオヤジは注意しましょう。

■トラウマ
過去にセックスで痛い思いや嫌な思いをしたことがあると、無意識のうちに身構えてしまうことがあります。
あなたとのセックスを重ねるうちに解決する場合もあるので、あせったり無理強いしたりしてトラウマを刺激するのはやめましょう。

不安を受け入れることも大切

EDを治したり、体力やテクニックをつけるのも間違ってはいませんが、不安を受け入れる手もあります。
・EDならば、スローセックスのような前戯中心のセックスを試す
・体力やテクニックに自信がないなら、前戯を省略するファストセックスでマンネリを打破する
など、方法はいくらでもあるのです。
まずは、あなたと彼女のなかにある不安に目を向けることから始めてみてはいかがでしょうか。