不倫や浮気の別れが下手な男性が多い

男女の関係は、こじれてしまうと収拾をつけるのが大変です。特に最近は女性の側からSNSを使って男性を失墜させることが簡単にできるので、結婚している男性の不倫や浮気は命がけです。芸能人や政治家が散々な目に遭う姿を見て、明日は我が身だと慄いた男性も多いのではないでしょうか。

どのような理由であれ、上手に別れるのは難しいものです。相手側に気持ちが残っていると、なかなか別れてくれないし、無理に強行すると恨まれる原因になります。どのようにすれば後腐れなく上手に別れられるのでしょうか。

相手に別れを納得させるのが大事

まずは面と向かって、別れを切り出すことが大事です。突然連絡を絶ったり、メールで済ませたりすると、相手は何かの間違いだと思うでしょう。急に言われても受け入れられないからです。真意を聞き出すために、職場や家庭に押しかけてくるかもしれません。却って修羅場になります。

相手に納得させるには、公園のように不特定多数が集まりつつ、会話までは聞かれないようなところが良いでしょう。人目があることで、ほとんどの人は感情的になりにくいからです。そして、別れたいという事実を淡々と伝えます。

たとえ他に好きな人ができたり、相手を嫌いになったりしても口にしてはいけません。男女関係なく、プライドを傷つけられるのは最もこじれる原因です。「束縛してはいけないと思った」「家族に対して罪悪感がある」など当たり障りのない理由を最小限述べるにとどめます。相手が勤め先の同僚など、別のつながりがあるなら、「元の関係に戻ろう」でも良いでしょう。

嘘は大概見破られてしまいます。特に男性は嘘が下手で、女性は見抜くのが上手です。その中でも比較的有効なのが相手に危害が及びそうな内容です。例えば「探偵に証拠をつかまれ、奥さんにばれた」というのは、慰謝料を請求されるリスクがあります。「多額の借金を背負った」というのも効果的です。もっとも「私が何とかする」という骨のある女性もいます。

別れると決めたら情は残さないで

別れを告げた後は、一切会わないようにします。連絡も取ってはいけません。できれば引っ越したり転職したりするのが望ましいですが、せめて相手がプライベートの領域まで入ってこないように電話番号やメアド、SNSのIDなどは全部解約しましょう。相手は傷つくかもしれませんが、次第に別れたという事実を受け入れ、やがて新しい恋を見つけてくれるはずです。

口ベタで上手に別れを告げられなかった場合は、フェイドアウトを狙ってみましょう。最も簡単なのは、忙しさを理由に会わないことです。毎日のように会っていたのを1日おき、1週間ごと、2週間ごと……と間隔を空けていくと、次第に会わないことが相手にとって当たり前になっていきます。

責められたら謝るだけにして、言い訳はしません。たとえ会ったとしても素っ気ない会話と食事程度で済ませるのが重要です。決して体の関係を持ってはいけません。振り出しに戻ってしまいます。時間はかかりますが、相手は徐々に別れの兆しを受け入れてくれるでしょう。